No 研 究 主 題 及 び 内 容
15_02
既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる算数科の学習指導に関する研究
−小単元の指導過程の各段階における補充的な学習指導の工夫をとおして−

研究の概要
 この研究は、小学校算数科において、小単元の指導過程の各段階における補充的な学習指導の工夫をとおして,既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる学習指導について明らかにし,算数科の学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そこで,小単元を導入・展開・まとめの3段階に分け,導入段階ではレディネステストを使って,展開段階では自力解決を図るために確認タイムを設定し,まとめの段階では学習の流れを振り返るプリントを使って,数学的な考え方を身に付けさせるための補充的な学習指導を行った。
 実践の結果、未習事項と既習事項の共通点や相違点に気付き,既習事項を課題解決に結びつけ,既習事項が課題解決にどのようにかかわったのかを整理して考える力が育ったことが確認された。このことから,本研究の指導の手だての工夫が,既習事項を用いて課題解決を図る力を育てる上で,効果のあることが確かめられた。

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