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異文化をもつ人々に対する共感的理解を深める国際理解教育の交流活動の進め方に関する研究
−直接交流とふり返りを関連付けた段階的指導をとおして−


研究の概要
 この研究は、国際理解教育において、直接交流とふり返りを関連付けた指導の工夫をとおして、異文化をもつ人々に対する共感的理解を深める交流活動の進め方を明らかにし、小学校における国際理解教育の充実と向上に役立てようとするものである。
 そのため、指導の手だてとして、交流活動に異文化をもつ人々に対する知識の上での気付きを内面的な理解へ深める指導の段階を設定し、その段階ごとに、かかわる活動、感情を共有する活動、見つめる活動を取り入れた。作成した手だての試案は、実践をとおして有効性を検討した。
研究の結果、手だての試案に基づく指導実践によって、児童の異文化をもつ人に働きかけようとする意識、異文化をもつ人を知ろうとする意識、異文化をもつ人の立場に立って考えようとする意識が深まったことが確認された。このことから、本研究の指導の手だての工夫が、児童の異文化をもつ人々に対する共感的理解を深める上で、効果があることが確かめられた。
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