印刷用紙:B4縦 1ページの行数:68 1行の文字数(半角で):76 高等学校 理科/生物1B 光合成と地球環境を結びつけた環境教育 指 導 者:岩手県立山田高等学校  大内圭一      岩手県立総合教育センター 畑 正好 単 元 名:生物の集団 指導計画:地球の生物界の変遷と大気の変化 2時間 地球の環境調査と身の回りの生物のガス交換の測定 3時間 ・植物の気孔の詰まり具合からみた大気汚染  1時間 ・植物に対する酸性雨の影響 1時間 ・ブナの葉の光合成量とヒトの呼吸量の測定 1時間(本時) 地球環境からみた森林の役割 1時間 本時の目標:ブナの葉の光合成による酸素発生量と、ヒトの呼吸による酸素消費量を      酸素センサー付きA/Dコンバータを用いて、コンピュータにより自動測      定する。 学習指導案 +−+−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | |学 習 内 容|時間|指 導 の 要 点  |指 導 の 留 意 点| +−+−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | |本時の目標を確|10分|環境問題にはどのような|環境問題にはどのような| | |認する | |例があるかを考えさせる|例があるかを発問する。| |導| | |。そして、植物が酸素生|植物の酸素生産量及び人| | | | |産者及び二酸化炭素消費|の酸素消費量を実際にコ| | | | |者として私たちにどれだ|ンピュータで自動測定す| | | | |け大切な役割を果たして|ることを説明する。 | |入| | |いるかを、実際に自分達| | | | | |で測定することによって| | | | | |、再認識させる。 | | +−+−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | |測定装置の説明|30分|装置は、酸素センサー、|各装置の説明は簡潔にす| | | | |A/Dコンバータ、コン|る。 | | | | |ピュータから構成されて| | | | | |いることと、各装置の原| | | | | |理と役割を説明する。 | | | |実験操作の説明| | | | |展|ア)ブナの葉の光| |測定のシステムはすでに|画面が変わるごとにキー| | |合成による酸素| |起動しているので測定時|操作を説明し、各班とも| | |生産量の測定 | |間を10分間、測定間隔を|同調して進行するように| | | | |1秒間にセットしてスタ|努力する。 | | | | |ートさせる。測定終了後| | | | | |、印刷させる。 | | | |イ)ブナの葉の面| |ブナの葉の面積を、方眼|測定ミスがないように原| | |積の測定 | |紙を用いて測定させる。|理と方法を理解させる。| | |ウ)ヒトの呼吸に| |測定時間を1分間、測定|装置を組み換える時に、| |開|よる酸素消費量| |間隔を1秒間に設定を変|酸素センサーやA/Dコ| | |の測定 | |えさせる。ビニール袋に|ンバータを壊さないよう| | | | |息を吹き込み、その中に|に注意させる。測定時間| | | | |酸素センサーを入れ、自|をまちがえないように指| | | | |動測定を行わせる。終了|示する。 | | | | |後、印刷させる。 | | +−+−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+ | |測定値の整理 |10分|印刷したグラフより光合|ブナの葉の酸素生産量、| | | | |成によって、10分間に生|ヒトの呼吸による酸素消| | | | |産された酸素濃度の変化|費量及びブナの葉の総面| |ま| | |量を求めさせる。同様に|積をプリントに記入させ| | | | |して1分間の呼吸による|る。 | | | | |酸素消費濃度の変化量を| | |と| | |求めさせる。 | | | |次回の実験の説| |次回は本時の測定値を用|次回も情報処理室で実験| | |明 | |いて、シミュレーション|することを指示する。 | |め| | |ソフトにより、ブナ林が| | | | | |ヒトの生活に及ぼす影響| | | | | |の大きさを模擬体験する| | | | | |ことを説明する。 | | +−+−−−−−−−+−−+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−+