高等学校２年　社会／倫理(西洋近代思想の展開　カント)指導案　盛岡第四高等学校 用紙は Ｂ４ 縦　 １行 114字（半角） １ページ 58行に設定してください。 　　　　　　　　　　　　　　学　　習　　指　　導　　案 　　　　　　 岩手県立盛岡第四高等学校 教諭 工藤 昌雄 １．指導日時--　平成２年９月12日（水）第５校時　　　　　　　　　 ２．指導対象--　第２学年２組　45名（男子25名，女子20名）　　　　 ３．使用教科書　「新訂・倫理」（東京書籍株式会社）　　　　　　　 ４．単元名----　第２章西洋近代思想の展開　　　　　　　　　　　　 ５．教材名----　３　市民社会の倫理　「カント」 ６．指導目標--　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（１）カントの人格主義や道徳法則についての思想を中心に，道徳的行為の基準や価値，善意志や自律についての意味を理解 　　　させ，これらに関する基本的な考え方を養う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（２）カントの思想を通して，人間尊重の精神や理想社会の在り方を考えさせる。 　（３）(1)(2)と関連を持たせ，人間としての在り方・生き方を自ら考えさせる。 ７．指導計画　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　第１時　@社会契約説（------,---）　　　　第４時　Aカント［２］（本時）　　　 　　第２時　@社会契約説（--- ）　　　　　　　第５時　Bヘーゲル　　　　　　　　　 　　第３時　Aカント［１］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ８．本時の指導　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（１）本時の目標　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　ア　カントの思想を通して人間尊重の精神や理想社会の在り方を考えさせる。　　 　　　イ　「自己確認シート」を用いて，人間としての在り方・生き方を自ら考えさせる。　　　　　　　　　　　　　　　　 　（２）指導展開　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 +-----+-----+------------------------+----------------------+--------------------------------------+-----+ | 段階| 時間| 教 師 の 働 き か け | 学習活動------------ | 指導上の留意点------------------- | 形態| +-----+-----+------------------------+----------------------+--------------------------------------+-----+ | 　　| 　　| ｏ本時の学習内容を確認　| ｏ本時の学習内容を確認　| ｏカントが『エミール』を読んでから民衆 | 全体| | 導 | 　　| 　させ，前時の学習内容 | 　する。　　　　　　 | 　を尊敬するようになったという身近な逸 | ↓ | | 　　| 　　| 　を想起させる。　　　　| ｏノートや学習プリント　| 　話を話す。　　　　　 | ↓ | | 　　| ５分| 　　　　　　　　　　　　| 　を見ずに前時の学習内 | ｏ本時の学習内容を知らせる。　　　 | ↓ | | 　　| | 　　　　　　　　　　　 | 容を思い起こす。　 | ｏノートやプリント類を見ないように指示 | ↓ | | 入 | 　　| 　　　　　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　　| 　する。　　　 | ↓ | | | | | | ｏ前時の学習内容のポイントを簡略に説明 | ↓ | | | | | | する。 | ↓ | +-----+-----+-----------------------+-----------------------+--------------------------------------+-----+ | 　　| 　　| ｏ前時の学習内容の復習　| ｏ学習プリントに記入し　| ｏ机間巡視をしながら個人指導を行う。　　| 個人| | 展 | 　　| 　と確認をさせる。　　　| 　ながら復習する。　　 | 　　　　　　　　　　　　　 | ↓ | | 　　| 　　| 　| ｏ説明を聞きながら確認　| ｏ簡単に正解を説明するが，３〜５名を指 | 全体| | 　　| 25分| | 　する。　　　　　　　 | 　名して解答を求める。　　　　　　　　 | ↓ | | 　　| 　 | ｏカントの思想を通して　| ｏ自由，自律，人格，目　| ｏ語句の正確な理解ができるように図式を | ↓ | | 　　| | 　人間尊重の精神や理想　| 　的の王国を理解する。 | 用いる。 | ↓ | | 開 | 　　| 　社会の在り方を考えさ　| ｏ人間尊重の精神や理想　| ｏ学習のまとめを意識した考え方の特色を | ↓ | | 　| 　　| 　せる。　　　　　　　　| 　社会の在り方を考える。| 　示す。　　　　　　　　　 | ↓ | +-----+-----+-----------------------+-----------------------+--------------------------------------+-----+ | 　　| 　　| ｏ学習内容を振り返り，　| ｏ学習内容を振り返り，　| ｏ学習した内容が「個人」「他人とのかか | ↓ | | ま | 　　| 　再構成させる。　　　　| 　考えの視点を知る。　　| 　わり」「社会の一員」という視点からと　| ↓ | | 　　| 　　| 　　　　　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　　| 　らえなをせることを示す。 | ↓ | | 　　| 　　| ｏ学習内容と自分の問題　| ｏ「自己確認シート」を | ｏ「自己確認シート」に考えを記入させる。| 個人| | | | 　を結びつけて，人間と　| 　活用して三つの視点か　| ｏ机間巡視をし必要な生徒には指導助言を | ↓ | | と | 20分| 　しての在り方・生き方　| 　ら自分の在り方・生き　| 　行う。　　　　　　　　　　 | ↓ | | 　 | 　　| 　を考えさせる。　　　　| 　方を考える。　　　 | | ↓ | | 　| 　　| ｏ新たな疑問を見い出さ　| ｏ新たな疑問を記入する。| ｏカントの考え方とは異なるヘーゲルを紹 | 全体| | 　　| 　　| 　せる。　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　 | 　介する。　　　　　　　　　　 | ↓ | | め | 　　| ｏ次の学習内容に関心を | ｏ次の学習内容を知る。　| ｏ次の学習内容がヘーゲルであることを示 | ↓ | | 　　| 　　| 　持たせる。　　　　　　| 　　　　　　　　　　　　| 　す。　　　　　　　　　　　　　　　　　| ↓ | +-----+-----+-----------------------+-----------------------+--------------------------------------+-----+