小学校 4/5/6年生 生活(クリスマス会をしよう)その1 指導案 前沢養護学校 用紙は B4 縦  1行 90字(半角) 1ページ 40行に設定してください。               生 活 単 元 学 習 指 導 案(その1)                                                                                                                            期  日  平成1年12月18日(月)                           時  刻  11時〜12時05分                              場  所  調理室                                     対象児童  小学部4〜6年生                                指導者   T-1 小野寺秀子 T-5 安保  淳                             T-2 菅原智恵  T-6 千田 滋久                             T-3 千田美千代 介助 佐藤 紀雄                             T-4 梅木 育憲 介助 伊藤 吉幸                                               1.単元名「クリスマス会をしよう」                                                                           2.目標                                           (1)みんなで力を合わせてツリ−を飾ったりクリスマス会をすることによって、クリスマス会の     行事に興味関心を持つことができる。  (3)目的意識を持ち積極的に準備活動に参加したり、クリスマス会を楽しむことができる。                                               3.単元設定理由                                       <単元について>                                       ・クリスマスは子どもにとって「サンタクロース」「プレゼント」「ケーキ」等のイメージが浮    かんでくる程に馴染み深く、一ねんで最も楽しみな行事の一つである。             ・この「クリスマス会」は、低学年の時から毎年繰り返して経験しているものだが、類似の行事    としては「お花見会」「七夕会」等を経験しているし、調理活動としては「宿泊訓練」や毎月    の誕生会を兼ねた「お楽しみ会」を経験してきている。   ・これらの単元学習では、活動内容に類似点が多い為に、行事の持ち方をパターン化し「経験の    積み重ねという点で効果的な単元学習として位置づけている。                 ・この様な活動内容のパターン化は、児童にとって「分かりやすい、見通しの立てやすい学習」    という利点になり、能力の高い者は指導性を、低い者は同じ様な内容を繰り返し学習できるよ    うになっている。                                     ・しかし、一方では、形式化マンネリ化し易い面もあって、毎年の指導内容に工夫の必要性が感    じられる単元でもある。                                                                               <児童について>                                       ・小学部高学団には、四年生(6人)五年生(10人)六年生(6人)合計22人が在籍してい    る。   ・これらの児童の間には、3年という生活の経験格差の外に、通学生(4人)学園生(18人)    という生活上の基盤の違いから、学習態勢・理解表出言語・運動能力と言った発達段階にもか    なりのバラつきが見られる。   ・ことばがあり元気良く挙手する者でも、発言を求めると恥ずかしがって俯いたり、前の発言者    と同じ事を繰り返す者だけが多く、違う内容を求められると内容がずれたり答えられなくなっ    てしまう者も少なくない。   ・これらの児童に共通することは、尋ねられている事が良く分からなくても教師に指名される行    為その物を楽しむ低い発達段階であったり、物やその働きついての知識はあっても、これが目    の前の課題を解決するために「何をどの様にすればよいのか見通しを立てて考える」という実    際的な生活力に結びついていないという事である。   ・この様な段階の児童ではあるが、興味関心の高い調理活動を中心とする「宿泊訓練」では、手    順を示す図表を見たり、教師の援助を受けながら生き生きとカレーライス作りに参加すること    とができた。また、大好きな乗り物や買物ごっこを中心とする「校外学習」では、役割を交換    しながら楽しく学習に参加することができ、徐々にではあるが興味関心の高い事柄を軸とした    色々な活動に積極的に参加出来ることができるようになってきている。   ・本単元でも、ケーキ作りを中心活動とした上で、クリスマスツリーや、サンタクロース等で児    童の興味関心を喚起しながら一つ一つの準備物を用意して行けば、活気溢れるクリスマスにな    るものと期待できる。                                   ・児童の実態に応じた具体的な目標を定め、個々のねらいが達成できるように指導の内容や方法    の工夫をしながら指導にあたりたい。                                                                                                                      3.指導計画                                                                                                    +---------------------------+                               | クリスマス会について話し合い|                       +--------------+ ・日時、場所、内容、サンタ、+--------------+               |        |  プレゼント、お客様他  A|        |               |        +------------+--------------+        |               ↓              ↓               ↓           <調理活動>       <みんなでする準備>       <学年毎の準備>     +-------------------+  +----------------------------+  +-------------------------+ | ロールケーキ作り  |  | ・サンタへの手紙書き    |  | ・4年生         | | 材料の計量、泡立て、|  |  文を考える、複写、なぞり、|  |   サンタの飾り絵    | | ふるいかけ、ジャム |  |  色塗り、宛名、切手、投函、|  | ・5年生         | | ぬり、きる、会食 A|  | ・返事を読む      B |  |   クリスマス会飾り文字 | +----------+--------+  +---------------+------------+  | ・6年生         |       ↓              ↓         |   プログラム      | +-------------------+  +----------------------------+  |              | | ・クリスマス用ケーキ|  | ・会場作り         |  | *共通          | |  作り       |  | テーブル運び、ツリー飾り |  |  帽子作り        | |  ロールケーキと同じ|  |  プログラム、ステンドグラス|  |  ツリー飾り       | |  *研究授業 1/2 A|  |  放送機器       @ |  |  ステンドグラス    E| +----------+--------+  +---------------+------------+  +-----------+------------+       |               ↓               |               |       +---------------------------+         |               |       | 係活動の練習        |         |               |       | 進行、キャンドルサービス、 |         |               |       | 歌、踊り、お客様の案内  @|         |               |       +--------------+------------+         |               |               ↓               |               |       +---------------------------+         |               +-----------→| ・クリスマス会をする   C| ←------------+                      +--------------+------------+                                       ↓                                     +---------------------------+                               | ・後始末をする      @|                               +--------------+------------+                                       ↓                                     +---------------------------+      *○内は、時間数                 | ・反省会をする      A|       合計24時間扱い                +---------------------------+                  4.本時の指導                                                                                       (1)題材名  「スポンジケーキ作り」                                                                         (2)本時の目標                                         ア.身支度をしたり、手洗いをきちんとすることができる。                   イ.材料や用具の名前を知る。                                ウ.スポンジケーキ作りに意欲を持って参加することができる。                                                  生 活 単 元 学 習 指 導 案(その2)                                                                                      (4)本 時 の 指 導 過 程                              +-------+--------------------------+----------------------------+------------------+  |    |   学習活動及び内容    |    指導上の留意点     |   教材・教具  |  +-------+--------------------------+----------------------------+------------------+  | 11:00 | 1.エプロンや帽子を身に着 | なるべく自分で着けさせ正しく | エプロン・帽子  |  |    |  ける。         | 身に着けたかを確認する。   |          |  |    |               |                |          |  |    | 2.あいさつする。     | 元気に挨拶をさせ、意欲を高め |          |  |    |               | る。             |          |  |    | 3.調理する時の約束を聞く |                |          |  |  導 |               |                |          |  |    |  (1) ふきんの使い分け | (1) 色別に用途が違うことを | ふきん(ピンク.青|  |    | |   思い出させる。      | 黄)       |  |    | |                |          |  |    | (2) ガスについて |               |          |  |    | | (2) ・(3) 危険事項に付いては|          |  |    | (3) オーブンについて |  演示する。        |          |  |    | |                |          |  |    | 4.本時の学習を知る。 |                |          |  |    | |                |          |  |  入 | (1) 何を作るのか | (1) できたケーキを見て作る意 | ・クリスマスケーキ|  |    | |  欲を持たせる。      | ・作り方の絵   |  |    | |                | ・小麦粉     |  |    | (2) 材料の名前と調理の仕 | (2) 材料を見せながら本時の活| ・卵       |  |    | 方について |  動や、作る手順を分からせ | ・砂糖      |  |    | |  る。           | ・牛乳      |  | 25分| |                | ・バニラエッセンス|  |    | (3) 調理の分担について | (3) には計量す | ・パラフイン紙  |  |    | |  る事を知らせる。     | ・ケーキ型    |  |    | |                | ・泡立て器    |  |    | | ・調理台が高すぎる児童のため | ・ハンドミキサー |  |    | |  に台を用意しておく。    | ・へら      |  |    | |                | ・ボール     |  | 11:25 | |               | ・ふるい      |  |    | |                |          |  +-------+--------------------------+----------------------------+-----------------+  | 11:25 | 5.手を洗う。 | 確実に洗えるように声がけをし | ・石鹸      |  |    | | 必要な子供には介助する。   | ・ふきん     |  |    | |                |          |  |    | 6.計量した材料をもらって |                | ・計量した小麦粉 |  |  展 | 各班のテーブルに移動す |                | ・計量した砂糖  |  |    | る。 |                | ・計量した牛乳  |  |    | |                |          |  |    | 7.生地作りをする。 | 班毎のT1 の指示で作業の手順 |          |  |  開 | | を確認しながら行う。     |          |  |    | | は、|          |  |   | | 特に水遊びにならない様に目 |          |  | 30分|   | を配る。)         |          |  +-------+--------------------------+-----------------------------+-----------------+