印刷用紙:B4横 1ページの行数:54 1行の文字数(半角で):191 小学部5年 国語学習指導案 日 時 平成3年10月18日(金)2校時 場 所 小学部5年2組教室 対 象 小学部5年Cグループ(男子4名) 指導者 安保 忠和 佐藤雅子 1 題材名 「せんひきあそび」 2 題材設定の理由 本グループは表出言語を持っている児童2名と表出言語を持たない 児童2名の男子4名で構成されている。発音ははっきりしないが、い くつかの単語を言ったり教師と一緒に一音ずつ発音する児童、会話は 成立しにくいが理解言語を多く持っている児童、要求があると声を出 して表現したり、教師の手を引いて伝えるなど様々である。日常生活 では簡単な指示はわかるが、落ち着いて作業をしたり、学習に取り組 んだりすることは難しく、突然に奇声を発したり、立ち歩くなどの行 動が見られる。しかし、自分に興味、関心のあることには短時間であ るが、着席して机上学習に取り組むことのできる児童たちである。 日常生活では画用紙にクレヨンで自由に書いたり、自分の名前カー ドをまちがわずに取ることができるなど、何かを書こうとする気持ち や文字に興味を持ちはじめている。この時期に「なぐり書き」「なぞ り書き」「各種の線」などを繰り返して練習させることによって、文 字学習の初歩的な技能(弁別する力、腕、手、指先の運動、目と手の協 応動作)、鉛筆の使い方、机に向かい学習する態度(集中力、根気強 さ)等を養っていきたい。本題材は文字を書く前段階の基礎練習とし て必要であると考え設定した。 本グループは児童の発達段階の差が大きいため、C1グループ(線の学 習)、C2グループ(線の学習とことばあそび)にわかれて、ことばあ びを平行して学習している。指導に当たってはなぐり書き、なぞり書 点結びなど個々に応じた課題を設定して根気強く集中して取り組ませ また、児童が意欲を持って楽しんで学習できる「直線.曲線のなぞり 盤」などの教材を工夫して指導して行きたい。 3 目 標 1) 色々な筆記用具を使用できる。 2) なぐり書きや各種の線を書くことができる。 3) 根気強く課題に取り組むことができる。 4 指導計画 (18時間 11/18) なぐり書き. 1学期(15時間) 線ひき, 2学期(18時間) なぞり書き. 3学期( 9時間) 以上の活動内容を児童の実態に      計 42時間 応じて組み立て、年間を通して実施する。   5 本時の指導 (1) 本時の目標 ア 色々な筆記用具を使って書く。 イ 点結びや色々な線のなぞりを点や線から外れないように書く ウ できるかぎり自分の力で最後まで、繰り返して練習する。 (2) 児童の実態、本時の個人目標  別紙 (3) 本時の展開 別紙 (4) 評 価 ア 色々な筆記用具を使って書くことができたか。 イ 点結びや色々な線のなぞりを点や線から、はずれないで書く    ことができたか。 ウ 自分の力で最後まで、繰り返して練習することができたか。 (5) 配置図 5ー(2)児童の実態.本時の個人目標