印刷用紙:B4横 1ページの行数:44 1行の文字数(半角で):170  ・中・学・部・3・年・ ・生・活・単・元・学・習・学・習・指・導・案                日 時 平成3年10月18日(金)                    9:20〜10:25                場 所 中学部3年3組教室                対 象 中学部3年 校内実習グループ                    (男子 8名 女子3名 計11名)                 指導者 大森博友(T1) 成田甲子夫(T2)                    黒川圭司(T3) 久保田文子(T4) 1 単元名   「職場実習」 2 単元設定の理由   中学部では3年生の生徒全員を対象に、年2回6月と9月に職場実習を行って いる。実習先は事業所や授産施設、作業所、校内等であるが、働くことに意欲を もって取り組むことができる生徒から日常生活に援助を要する生徒までと個人差 が大きいので、生徒の実態によって実習先を決め、事前・事後指導は主に校外実 習グループと校内実習グループにわけて実施している。   校内実習グループは、1組2名(男子2名)、2組4名(男子3名、女子1名 )3組3名(男子2名、女子1名)、重複学級2名(男子1名、女子1名)の計 11名である。対象の生徒は、主に日常生活に援助が必要な生徒であり、体力や 健康面でも校外実習に出るためには、身に付けなければならない課題を多く持っ ている生徒である。実習内容は、午前中は、指示理解の程度や手指の巧緻性など を考慮して操作の簡単な織機を使い足ふきマットを作る織物班と、だんつうマッ トを作るだんつう班にわかれて作業をしている。午後は、長時間同じ作業が難し い生徒達のために、缶のつぶれる音や機械そのものが出す音などが楽しめる缶つ ぶし作業を取り入れている。前期の実習で生徒達は、少しずつではあるが挨拶等 の身振りがじょうずになったり、音声模倣がわかりやすくなったり、作業時間が 長続きしたりしてきている。今回の職場実習は、これらの良い点をさらにのばし 、学校や家庭、施設の生活に生かすようにするためには、効果的な学習ができる 単元であると考える。指導にあたっては、返事や挨拶が表現でき、根気強さが養 えるよう援助したい。   本時は、前期の実習とかかわりをもたせながら、今回の実習で学んだことをみ んなで発表させるとともに、教材・教具の使い方を工夫し、一人一人が興味をも って楽しく学習に参加できるように取り組ませたい。 3 目標  (1)みんなで仕事をし、最後までやり通す根気強さを養う。  (2)返事や挨拶ができるようにさせる。 4 指導計画(14時間  本時11・12/14)  小単元            学 習 内 容           時 間 職場実習 ・実習についてあらましを知る。(合同)         1時間 の準備を  期間、実習先、時間、仕事の内容、服装、持ち物 等  しよう                                  ・実習の具体的内容やきまりを理解する。         2時間      ・努力目標を決める。       ・努力目標を発表する。 (合同)            1時間      ・実習の心得を理解する。(合同)        ねらい、返事や挨拶のしかた、態度 等  校内実習 ・織物班        午後両班とも缶つぶし作業    2週間 をしよう ・だんつう班  職場実習 ・実習のVTRを見る。(合同)             1時間 のまとめ  と反省を ・実習内容のまとめと反省をする。・グループ報告会準備  5時間 しよう       ・グループ報告会をする。                2時間                                  (本時)       ・全体報告会をする。(合同)              2時間 5 本時の指導  (1) 本時の目標    ア みんなの前で、がんばって発表する。    イ 友達の発表に関心を示す。    ウ 返事や挨拶をする。  (2) 生徒の実態、本時の個人目標 (別紙)  (3) 本時の展開         (別紙)  (4) 評価    ア みんなの前で、がんばって発表することができたか。    イ 友達の発表に関心を示すことができたか。    ウ 返事や挨拶をすることができたか。 (5) 配置図  5−(2)生徒の実態、本時の個人目標