印刷用紙:B4横 1ページの行数:44 1行の文字数(半角で):170   小学部5年 国語学習指導案               日 時 平成3年10月18日(金)2校時                   (9:45〜10:25)               場 所 プレイル−ム               対 象 小学部5年Dグル−プ(男子3名)                指導者 星 照道  山崎孝男(介) 1 題材名  「せんせいとおはなし」 2 題材設定の理由  本グル−プは、表出言語を持たない児童2名、オウム返えしではあるが発声 できる児童1名の3名で構成されている。興味、関心が旺盛で身のまわりの手 の届く範囲の物を手当たりしだいに取ったり投げたりする児童と、からだを動 かすことを好まない児童それぞれ個性的である。体力的には、心臓に疾患を持 つ児童が2名おり、全体的に歩行に難のある児童である。一学期は児童の実態 を把握するためにも主として、学校の回りにある滑り台、ブランコ、ジャング ルジム等の遊具の利用、築山の登り下り、学級園での学習など校外に出て歩行 訓練をしながらの対話や自然を利用しての学習を中心に週2〜3時間実施して きた。                                  二学期は、教室の中で着席して教師のお話を聞いたり、友達の学習の様子を 見たり、指示に従って行動するなどは苦手であるが、基本的な態度として身に つけさせていきたい。                指導にあたっては、児童にとって一番身近かである食べ物の絵カ−ドや、実 物を利用して、先生と話をしながら名称や好き、嫌い、食べる、おいしい、な ど口声模倣、身振り、指さし、絵カ−ドを選ぶなどで学習を進めたい。又自分 の好きな食べ物が出てきたときに示す児童の喜びの感情表現や反応を大切にし て指導していきたい。  3 目標 (1) 絵カ−ドや実物を見てそれぞれの名称を、指差し、身振りで示し、口    声をまねて発音させる。 (2) 食べたいという表現を、指差し、身振りで示したり口声をまねて発音    させる。                             4 指導計画     (8時間  本時 2/8)            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ 題 材・   主 な 指 導 内 容      ・ 時 間   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・食べ物の・食べ物を素材にした絵カ−ドや実物を利用し・  3    ・1・名前あて・て学習する。              ・(本時2/3 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・衣服の名・衣服や身につけるものを素材にし、絵カ−ド・  3    ・2・前あて ・や実物を利用して学習する。       ・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・用具の名・学習用具を素材にし、絵カ−ドや実物を利用・  2    ・3・前あて ・して学習する。             ・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 本時の指導 (1) 本時の目標   ア 絵カ−ドを移動黒板に張ることができる。   イ 指示された絵カ−ドや実物を教師に持ってくることができる。 (2) 児童の実態、本時の個人目標(別紙) (3) 本時の展開(別紙) (4) 評価   ア 絵カ−ドを移動黒板に張ることができたか。   イ 指示された絵カ−ドや実物を持ってくることができたか。 (5) 配置図                                                     5−(2)児童の実態・本時の個人目標                                                   5−(3)本時の展開                                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・ ・  学 習 内 容 ・     学 習 活 動     ・   教師の働きかけと指導上の留意点  ・ 教材・教具・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・1 始めのあいさつ ・・あいさつをする。    ・・一音一音教師の音声をまねて発音させる。・      ・ ・導・          ・                 ・                    ・      ・ ・ ・          ・                 ・                    ・      ・ ・ ・2 呼名及び返事  ・・手を上げて返事をする。     ・                    ・      ・ ・入・          ・                 ・                    ・      ・ ・ ・          ・                 ・                    ・      ・ ・5・          ・                 ・                    ・      ・ ・分・3 学習内容の確認 ・・絵カ−ドや食べ物の名前あてをする・・児童の好物の絵カ−ドや食べ物が袋に  ・      ・ ・ ・          ・ ことがわかる。         ・ 入っていることを知らせ、本時の学習  ・      ・ ・ ・          ・                 ・ への意欲を喚起する。         ・      ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・ ・ ・4 名前をあててみよ・・絵カ−ドを黒板に貼る。     ・・袋の中から何が出てくるか期待感を持たせ・      ・ ・ ・  う。      ・                 ・ ながら学習を進める。         ・・ビニ−ル袋・ ・展・          ・・果物を机上に置く。       ・・教師と一緒に絵カ−ドや食べ物の名前を言・・絵カ−ド ・ ・ ・          ・                 ・ いながら黒板に張らせ、あるいは机上に置・       ・ ・ ・          ・                 ・ かせる。               ・・バナナ  ・ ・ ・          ・                 ・                    ・・ぶどう  ・ ・開・          ・                 ・                    ・      ・ ・ ・5 好きな食べ物を取・・実物や絵カ−ドの中から好きな食べ・                    ・      ・ ・ ・  ってこよう。  ・ 物を取ってくる。        ・                    ・      ・ ・30・          ・                 ・                    ・      ・ ・ ・6 絵カ−ドを取って・・黒板に張ったり、机上に置かれた食・                    ・      ・ ・分・  こよう。    ・ べ物や絵カ−ドの名前を言われた順・・食事の前に手を洗う。         ・      ・ ・ ・          ・ 番に取ってくる。        ・・果物はバナナとぶどうであることを確認さ・      ・ ・ ・7 食べてみよう  ・・バナナ、ぶどうを食べる。    ・ せる。                ・      ・ ・ ・          ・                 ・・バナナ、ぶどうの皮をとって食べさせる。・      ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・ ・ま・8 本時のまとめ  ・・本時で学習した絵カ−ドや実物の名・・指さしや身振りあるいは声を出して言  ・      ・ ・と・          ・ 称を教師と一緒に言う。     ・ わせる。               ・      ・ ・め・9 次時の予告   ・・次時も違う絵カ−ドや実物を使って・・次時のことについて話し期待をもたせ  ・      ・ ・ ・          ・ 名前あてすることを知る。    ・ る。                 ・      ・ ・5・10 終りのあいさつ ・・あいさつをする。     ・・元気にあいさつできるように声がけを  ・      ・ ・分・          ・                 ・ する。                ・      ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・