ここから本文提案授業のご案内(平成30年度)

1 目的

岩手県立総合教育センター「提案授業」は、研究主題として取り上げた校種・教科の研究で明らかとなった内容を授業として提案し、教員の指導力向上及び児童生徒の学力向上に資するものである。

2 主催

岩手県立総合教育センター

3 期日及び内容

月日 校種 教科・科目 実施校 学年・単元・題材・授業者
7月12日(木)
【終了】
高等学校 数学 県立水沢高等学校 1年「2次関数」
授業者:及川伸也 研修指導主事
8月28日(火)
【終了】
小学校 算数 盛岡市立中野小学校 4年「四角形を調べよう」
(プログラミングの体験)
授業者:黒澤和則 研修指導主事
10月16日(火)
【終了】
高等学校 理科・化学 県立盛岡第三高等学校 2年「化学反応の速さ」
授業者:川又謙也 研修指導主事
11月30日(金)
【終了】
中学校 理科 花巻市立宮野目中学校 2年「電流と磁界」
授業者:藤枝昌利 研修指導主事
2月27日(水)
【終了】
小学校 理科 花巻市立矢沢小学校 6年「電気とわたしたちのくらし」
(プログラミングの体験)
授業者: 黒澤和則 研修指導主事

4 参加対象

  • 各教育事務所管内で参加を希望する教員等
  • 高等学校及び特別支援学校で参加を希望する教員等
  • 各教育関係機関の職員、指導主事等

5 申し込みについて参加対象

  • 各回の1週間前までに、各別紙「様式1(FAX送信票)」にて申し込むこと。
       (送信先)岩手県立総合教育センター
            情報・産業教育担当 FAX 0198-27-3562
  • 各回とも40名程度を定員とする(先着順)。
【終了】第1回(高等学校数学) 〆切日 平成30年7月5日(木)
【終了】第2回(小学校算数:プログラミング教育) 〆切日 平成30年8月21日(火)
【終了】第3回(高等学校理科) 〆切日 平成30年10月9日(火)
【終了】第4回(中学校理科) 〆切日 平成30年11月22日(木)
【終了】第5回(小学校理科:プログラミング教育) 〆切日 平成31年2月20日(水)

6 参加者旅費について

  • 各学校、公所等で負担すること。

7 その他

  • 駐車場は、各会場校の案内表示に従って指定された駐車場を利用すること。
  • 時刻に余裕をもって参加し、交通事故には十分気を付けること。
  • 別途、回ごとの実施要項に時程等が記載されているので、開始時間等確認すること。
  • 問い合わせ先
      岩手県立総合教育センター
      〒025-0301 花巻市北湯口第2地割82−1
      TEL 0198-27-2254(提案授業担当:情報・産業教育担当直通)

8 実施報告

「提案授業@:高等学校数学」

期 日 平成30年7月12日(木)
会場校 岩手県立水沢高等学校
授業者 及川伸也 研修指導主事
  • 1年生数学「2次関数とグラフ」の導入の授業を実施しました。
  • 学習課題は、「「関数って何?」を新たに学んだことを踏まえて説明できるようにしよう!」と設定しました。
  • ICTを活用して、2次関数が日常生活のどのような場面で活用されているのかを例示し、関数は身近なものであることを意識付けさせました。
  • 終末では、新たに学んだことを踏まえて、関数について説明し合う活動を行いました。
  • 当日は、中学校教諭、高等学校教諭、教育委員会より、30名の参観がありました。

「提案授業A:小学校算数科(プログラミング教育)」

期 日 平成30年8月28日(火)
会場校 盛岡市立中野小学校
授業者 黒澤和則 研修指導主事
  • 4年生算数の単元「四角形を調べよう」の単元の授業を実施しました。
  • プログラミング教育の視点を盛り込み、第1時はアンプラグド(コンピュータを用いないプログラミング教育)の学習活動を行いました。
  • 第2時はコンピュータを用いて、平行四辺形をかくことを目指しました。
  • ビジュアル・プログラミング言語「スクラッチ」を用いて、命令に対応したブロックを並べていくことや入力する角度に注意しながら平行四辺形の完成を目指しました。
  • 当日は、小学校、中学校、高等学校の各校種、教育委員会、外部機関・団体より、約50名の参観がありました。

「提案授業B:高等学校理科(化学)」

期 日 平成30年10月16日(火)
会場校 岩手県立盛岡第三高等学校
授業者 川又謙也 研修指導主事
  • 2年生化学の単元「反応速度」の授業を実施しました。
  • 導入の第1次に位置付けた授業で、30秒で反応が起きる「時計反応」の生徒実験を取り扱いました。
  • 導入実験後、「この反応を『1分』で起こすための条件設定は?」を各グループごとに検討しました。
  • 次に、検討した仮説を確かめるため検証実験を行い、確認しました。
  • 全てのグループがちょうど1分になる結果ではありませんでしたが、反応速度へ関わる貴重な考察が得られました。
  • 当日は、岩手県内高等学校より、約40名の参観がありました。

「提案授業C:中学校理科」

期 日 平成30年11月30日(金)
会場校 花巻市立宮野目中学校
授業者 藤枝昌利 研修指導主事
  • 2年生の単元「電流と磁界」の授業を実施しました。
  • バイブラランプに磁石を近づけた時の揺れの様子を観察し、その現象が起こる理由について、仮説・検証する生徒実験を取り扱いました。
  • より観察しやすい磁界となるようパスカル電線を用いて、各グループとも工夫した観察方法を検討しました。
  • 各グループとも自分たちの立てた仮説が正しかったのか一生懸命取り組みました。
  • 当日は、岩手県内中学校より、約20名の参観がありました。

「提案授業D:小学校理科(プログラミング教育)」

期 日 平成31年02月27日(水)
会場校 花巻市立矢沢小学校
授業者 黒澤和則 研修指導主事
  • 6年生理科の単元「電気とわたしたちのくらし」の授業を実施しました。
  • プログラミング教育の視点を盛り込み、第1時はアンプラグド(コンピュータを用いないプログラミング教育)として、センサーライトを題材にフローチャートでそのしくみを学習しました。
  • 第2時はコンピュータを用いて、実際にソフトでフローチャートを組み立て、USBに接続した機器で、センサーライトの動作を確認しました。
  • フローチャートでは、LEDを点灯/消灯、明るさによって動作を変えるための「分岐」、繰り返し同じ動作を行うために「LOOP」の命令を用いて、センサーライトの動作を目指しました。
  • 当日は、小学校、教育委員会、外部機関・団体より、約40名の参観がありました。