教育センターニュース第114号 2018.01.30|岩手県立総合教育センターメールマガジン
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114
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2018.01.30 お問合せ:ml-maga@center.iwate-ed.jp

[目次]

■1〔お知らせ〕 平成29年度(第61回)岩手県教育研究発表会について

■2〔コラム〕 『奥深きミッフィーの絵本の世界』


[本文]
■1〔お知らせ〕平成29年度(第61回)岩手県教育研究発表会について

 期日:平成30年2月8日(木)、9日(金)
会場:花巻温泉、岩手県立総合教育センター、岩手県立生涯学習推進センター
全体テーマ:「確かな学び、豊かな学びをつなぐ」
        ~主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善~
★特設Webページ
 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h29/index.html

 いよいよ、岩手県教育研究発表会の開催が間近となりました。今回は、「1全体会及び特設分科会の紹介」「2発表資料の公開」「3参会者数」「4駐車場およびシャトルバスの運行」「5弁当引き換え手順」についてお知らせします。

1 全体会及び特設分科会の紹介
 2/8(木)午前の全体会および特設分科会1「確かな学力(知)」は、ホテル千秋閣「グレイトホール瑞雲」で開催します。会場にはテーブルがございません。メモ等をお取りになる場合には、バインダー等のご準備をお願いします。
 
【全体会講演会】
 京都大学教授(高等教育研究開発推進センター教育アセスメント室長) 溝上 慎一 氏をお招きし、新学習指導要領の理念及び趣旨を踏まえ、これからの時代に求められる資質・能力を育むために「主体的・対話的で深い学び(いわゆるアクティブ・ラーニング)」の実現が重視されるようになった背景及び授業改善の方向性についてご示唆いただきます。

【総合教育センター研究発表】
 総合教育センターでは、中央教育審議会答申において示された育成を目指す資質・能力を育むための指導と評価の在り方について、中学校及び高等学校の国語科、数学科、理科、社会科、地理歴史科、公民科、外国語科を対象とし、2年計画で研究を進めてきました。全体会では、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を鍵とした「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善、資質・能力を適切に見取るための評価方法等の工夫に焦点を当てて、各教科を貫く研究の概要及び考え方について研究成果を発表いたします。

【特設分科会1(知)】
 岩手県教育委員会では、「確かな学び、豊かな学びプロジェクト」の推進に当たり、学校の組織的対応と、諸調査等に基づいたエビデンスの活用を柱に、取組を進めてきました。
本分科会では、「各種調査等に基づいた学力向上に係る学校全体での組織的な取組」について、平成29年度の「先進実践校」である奥州市立水沢南小学校、八幡平市立西根中学校、および盛岡市立高等学校の取組事例を通して、各学校が自校の取組を見直し、学力保障取組のブラッシュアップのためのヒントを得る機会にしたいと考えております。

【特設分科会2(徳)】
 来年度から、小学校において道徳が教科化されます。道徳教育の改善・充実に向けて、県内でも様々な取組がなされています。本分科会では、文部科学省の方針等の説明、岩泉町立二升石小学校による実践発表を通して、これからの道徳教育の在り方、「特別の教科 道徳」の趣旨を踏まえた授業改善の方策等について理解を深めていきたいと思います。そして、宇都宮大学大学院准教授 和井内 良樹 氏をお迎えして、具体的な指導内容や指導方法、評価等についてご講演をいただきます。

【特設分科会3(体)】
 子供時代の楽しかった運動や遊びの体験や、科学的な理解が、生涯にわたる望ましい生活習慣・運動習慣継続の原動力となります。そこで、本分科会では、児童生徒の発達段階に応じた主体的な学びに焦点を当て、小学校及び高等学校による実践発表、そして、日本体育大学教授 野井 真吾 氏による講演を通して、望ましい生活習慣・運動習慣を形成するために必要な資質・能力の育成について学びを深める機会にしていきたいと考えております。

2 発表資料の公開について
 今回の発表会では、合計100本の教育研究及び教育実践の発表が予定されております。2月1日(木)から以下の Webページにて、教育センター所員、長期研修生の発表資料を公開しています。参会予定の皆様におかれましては、事前にご覧いただければと思います。

★総合教育センター 教育研究発表会 発表資料の公開Webページ
 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/siryou/index.html

3 参会者数(1/23現在)
 事前申込のあった研究発表会の参会者数は1、298名です。県内からだけでなく県外からも多くの方々にご参加いただけることとなりました。各分科会での熱い意見交換を期待しています。

【2/8(木)午前】
 全体会(開会行事・講演会・総合教育センター研究発表)641名
【2/8(木)午後】
 特設分科会1(知)258名、特設分科会2(徳)196名、特設分科会3(体)73名
 幼児教育/幼小接続 62名、異校種間連携/学校経営 88名
【2/9(金)午前】
 国語 108名、社会/地理歴史・公民 56名、算数/数学 128名、理科 54名
図画工作/美術 25名、特別支援教育 126名、情報教育 53名、道徳 102名
特別活動/キャリア教育 21名、外国語活動/外国語 101名
いきる・かかわる・そなえる 86名
【2/9(金)午後】
 国語 92名、社会/地理歴史・公民 65名、算数/数学 131名、特別支援教育 118名
音楽 27名、家庭/技術・家庭 30名、総合的な学習の時間/小規模・複式指導 51名
 体育/保健体育 42名、教育相談 64名、いきる・かかわる・そなえる 97名

4 駐車場およびシャトルバスの運行について
 2月8日(木)に花巻温泉会場に参加される方で、勤務地が下記の市町村の方々には、駐車場を「岩手県立総合教育センター駐車場」に指定していますので、再度ご確認ください。
(花巻温泉駐車場には、「駐車表示」のない車両は駐車できません。花巻温泉駐車場に駐車できる地区の学校及び教育機関は、「駐車表示」を岩手教育情報交流ネットからダウンロードしてください。)
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  盛岡市、滝沢市、矢巾町、紫波町、岩手町、雫石町、花巻市、遠野市、
北上市、西和賀町、金ヶ崎町、奥州市、平泉町
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※9日(金)は駐車場の指定はありません。

5 花巻温泉の弁当引き換え手順について
・岩手教育情報交流ネットから弁当を申し込まれた方には、「弁当引換票」が岩手教育情報交流ネットから電子メールで自動返信されます。
・「弁当引換票」が届かない場合は、何らかの理由により、弁当の申込が完了していませんので、必ず、事務局(0198-27-2833勝馬田)に問い合わせてください。
・「弁当引換票」は、印刷して発表会当日、必ずお持ちください。
・昼食時間に発表会会場で「弁当引換票」に現金(1000円)を添えて、弁当と交換となります。
・来賓、招待者、全体会及び特設分科会発表関係者の方は、現金を受付で頂戴します。弁当は控室に準備いたします。9日の分科会(国語、算数/数学、特別支援教育)の発表者、パネリスト、助言者の方につきましては、FAXで送付される「弁当引換票」をお持ちいただき、当日の昼食時間に発表会会場で「弁当引換票」に現金を添えて受け取ってください。

6 その他
 当日、会場周辺は大変混雑が予想されます。車を利用される方はお早めにご来場願います。皆様には事情をご賢察の上、同じ学校の先生方同士、乗り合わせてのご来場にご協力ください。
 なお、花巻温泉駐車場が満車になった場合、総合教育センター駐車場への移動をお願いする場合もありますのでご了承ください。その際には、総合教育センターと花巻温泉間の無料シャトルバスをご利用ください。(乗車時間約10分)

★シャトルバス運行時刻表
 http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h29/H29_bus.pdf

■2〔コラム〕『奥深きミッフィーの絵本の世界』
 特別支援学校に在籍する子どもたちは、絵本を教科用図書として使用する場合がありますが、うさぎのキャラクターの“ミッフィー(うさこちゃん)”が主人公の絵本は、多くの子どもたちの教科用図書として活用されてきました。
 あらためてそれらの絵本を紐解くと、身近で分かりやすい物語の展開や温かみのある色合いやデザインもさることながら、そのテーマの普遍性や社会的なメッセージを含むストーリーに驚かされます。大好きなおばあちゃんの死と家族の悲しみ、お店のキャラメルを黙ってポケットに入れてきてしまった時の後悔、みんなとちょっと違う垂れ耳の転校生をクラスで受け入れるための勇気ある行動・・・。必ず読み手と目が合うように描かれているミッフィーの顔は、シンプルがゆえに読み手の心情を強く揺さぶるようです。
 ミッフィーの生みの親、絵本作家のディック・ブルーナが亡くなってもうすぐ1年になります。久しぶりに絵本のページをめくって、奥深きミッフィーの絵本の世界を味わってみませんか。

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