2021.10.14|岩手県立総合教育センターメールマガジン
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[目次]
■1〔研修推進〕公開研修のご案内

■2〔 コラム 〕伴走者

[本文]
■1〔研修推進〕公開研修のご案内

 教育センターでは以下のとおり、公開研修講座を開催いたします。たくさんの先生方の申込みをお待ちしています。

◎〔3614〕図画工作授業づくりのポイント研修講座
【実施期日】12月3日(金)
【申込締切日】11月19日(金)
【募集対象】小・中・特
【定員】30名
 図画工作科で育成する資質・能力とは何か、そのための授業はどうあればよいかについて学ぶ研修です。表現や鑑賞の指導と評価のポイントについて、教科書の題材を取り上げ実際に体験しながら理解を深めていきます。また、特別な配慮を要する児童への指導上の配慮事項についても触れていきます。

◎〔3612〕小学校算数授業づくり研修講座
【実施期日】12月24日(金)
【申込締切日】12月10日(金)
【募集対象】小・特
【定員】授業実践コース20名、研究推進コース20名
 本講座では、算数科の授業づくりや授業の進め方について学ぶ【授業実践コース】、算数科の授業の在り方や校内研究の構想や進め方について学ぶ【研究推進コース】に分かれて研修を行い、指導力の向上及び校内研究の充実を目指します。
 ※【授業実践コース】は、全教員どなたでも選択可能。
  【研究推進コース】は、各校の研究主任及び研究担当教員が選択可能。

◎〔3674〕授業におけるICT活用研修講座
【実施期日】12月24日(金)
【申込締切日】12月9日(木)
【募集対象】小・中・高・特
【定員】20名
 授業におけるICTの活用について学びます。新学習指導要領における情報活用能力の位置付けについて理解を深め、ICTを活用した授業づくりについて研修します。その講義内容をふまえて、ICTを活用した学習指導案を作成し、模擬授業を行います。

◎〔3676〕わくわくミシン指導スキルアップ研修講座
【実施期日】12月24日(金)
【申込締切日】12月10日(金)
【募集対象】小・中・高・特
【定員】10名
 新学習指導要領に対応した製作実習におけるミシン操作と、一斉指導のポイントについて演習します。小・中・高等学校の系統性を踏まえて、衣食住・消費生活と環境に関連させた教材を構想・製作します。中学校免許外・特別支援学校の方も研修できます。

◎〔3617〕小学校理科ものづくり・教材作製研修講座
【実施期日】12月27日(月)
【申込締切日】11月26日(金)
【募集対象】小・特
【定員】8名
 小学校理科のものづくりについて体験しながら学びます。教材作製では好評の「ペットボトルカッター」を全員で取り組み、加えて「デジタル電圧計」、「並列回路用リード線」、「理科実験用酸素センサー」の3つのうちから1つを選び作ります。理科に自信がなくても大丈夫です。観察、実験、ICT活用で困ったことを気軽に話しながら解消方法も考えます。

◎〔3651〕社会の変化に対応した消費者教育研修講座
【実施期日】12月27日(月)
【申込締切日】12月13日(月)
【募集対象】小・中
【定員】10名
 家庭科及び家庭分野の「C消費生活・環境」の内容について、新設である「買い物の仕組みや消費者の役割」(小学校)、「売買契約の仕組み」、「消費者被害とその対応」(中学校)を中心に消費生活アドバイザーによる講義や授業に活用できる教材づくりを行います。

◎〔3673〕Excel(初級・中級)研修講座
【実施期日】12月23日(木)
【申込締切日】12月13日(月)
【募集対象】小・中・高・特・事務
【定員】30名
 初級と中級に分かれて行います。初級は、成績シートや会計シートの作成を通して、基本操作の習得を行います。中級は、よく使う関数とグラフ化の方法を習得し、意図するシートの作成を行います。


■2〔 コラム 〕伴走者

 今年開催されたパラリンピックをテレビで観戦しました。数々の競技の中でもひときわ印象に残ったのが、視覚障がいのランナーが伴走者(ガイドランナー)と「きずな」と呼ばれるロープで繋がり、一緒にゴールを目指して走る姿、ゴールして一緒に喜び合う姿です。選手はアスリートとして最高のパフォーマンスを発揮するために日々努力を重ねていると思いますが、それを支える伴走者は、選手以上に体力も知識もなければ務まらないだろうな、すごいな、と素直に感じました。
 日本ブラインドマラソン協会のホームページでは、伴走者の役割として、①障がい者ランナーの安全確保と状況説明 ②理想のフォームで走ってもらえるような伴走 ③走路、ペースなどの誘導と楽しく、楽に走れるようなエスコート ④タイムなどの記録 が示されていました。
 これを見たときに、①~④までのことは、そっくりそのまま教師の仕事に置き換えられるのではないかと感じました。子供たちの学びを支えるためには、まず安全、安心が大前提です。そして、その子がもっている力を十分発揮できるようにすること、ちょっと難しいことでもその子のペースで楽しく主体的に取り組めるよう工夫すること、どんな学びとなったのか形成的な評価すること・・・。
 中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協同的な学びの実現~」では、3.2020年代を通じて実現すべき「令和の日本型学校教育の姿」(2)教職員の姿 の中で、「子供の主体的な学びを支援する伴走者としての能力」を挙げています。
 このことは、この伴走者なら安心して走れる!という信頼関係を築くこと、子供たちと正対するだけでなく目的を共有し、同じ方向を向いて、そのしんどさも同じように味わいながら共に進もうとすること、くじけそうになったときも「風が気持ちいいね」「ここを曲がると給水所があるよ」と前向きな視点と長期的な視野で支えられること・・・などたくさんの意味を含んでいるように思います。
 学びの主役は子供たち。そのことを常に意識しながら、子供たちの可能性を引き出していけたらと思います。


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