2022.11.16|岩手県立総合教育センターメールマガジン
教育センターニュース
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 このメールマガジンは、岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校などへ教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けするために発行しています。

[目次]
■1〔お知らせ〕令和4年度(第66回)岩手県教育研究発表会のお知らせ

■2〔 コラム 〕ICTの活用

[本文]
■1〔お知らせ〕令和4年度(第66回)岩手県教育研究発表会のお知らせ

1 全体テーマ
 「新しい時代に必要な資質・能力の確実な育成を目指して
   ~ICTを活用した『個別最適な学び』と『協働的な学び』の実現~」
◇テーマについて
 中央教育審議会答申を踏まえ、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針、小・中学校、高等学校、特別支援学校の学習指導要領(以下「学習指導要領」)が改訂、順次実施となりました。
 学習指導要領では、改訂の基本的な考え方として、子どもたちが予測困難な社会を切り拓いていくための資質・能力を一層確実に育成することが示され、学校全体として教育課程に基づく教育活動の質を向上させ、学習の効果の最大化を図るカリキュラム・マネジメントに努めることが求められています。
 また、岩手県教育振興計画では、学校教育において目指す姿を「子どもたちが、地域とともにある学校において自ら生き生きと学び、夢を持ち、それぞれの人間形成と自己実現に向けて知・徳・体のバランスのとれた『生きる力』を身に付けています」としており、これは、子どもたちが日常の学びを通して、資質・能力を磨いていくことで実現されるものであると捉えます。
 変化が激しく、先を見通すことの難しい社会を生きる子どもたちに必要な資質・能力とはどのようなものでしょうか。また、その資質・能力を確実に育成するためにはどのような授業を実践すべきでしょうか。私たち教員は、学習指導要領の内容を再確認し、自己調整しながら学習を進めていける子ども、また、多様な他者を尊重する子どもの育成を目指し、不断に授業を改善していく必要があります。これまで私たちが積み上げた教育実践の蓄積は、ICTの効果的な活用によって、より教育効果を発揮します。多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく育成する「個別最適な学び」と、子どもたちの多様な個性を最大限に生かす「協働的な学び」を一体的に充実させることが私たちに求められていると考え、上記のテーマとしました。

2 期日、会場、実施形態及び内容

●全体会
 令和5年2月9日(木) 花巻温泉ホテル千秋閣【集合型(※1)・ライブ型(※2)】

(1)講演
   演題「新しい時代に必要な資質・能力の確実な育成を目指して
       ~ICTを活用した『個別最適な学び』と『協働的な学び』の実現~」
   講師 東京学芸大学 ICTセンター 教授 森本 康彦 氏

(2)いわて学びの改革プロジェクト研究発表

●特設分科会・分科会
 令和5年2月10日(金) 総合教育センター・生涯学習推進センター・花巻温泉ホテル花巻【集合型・ライブ型】

(1)特設分科会(3分科会)
 特設分科会1 学力向上
 特設分科会2 カリキュラム・マネジメント
 特別分科会3 生徒指導

(2)分科会(18分科会)
 01「国語」
 02「社会/地理歴史・公民」
 03「算数/数学」
 04「理科」
 05「音楽」
 06「図画工作/美術」
 07「家庭/技術・家庭」
 08「体育/保健体育」
 09「外国語活動/外国語」
 10「総合的な学習の時間/生活科」
 11「特別の教科 道徳」※花巻温泉会場で実施
 12「情報教育/工業」
 13「キャリア教育」
 14「学校マネジメント」
 15「幼児教育/幼小接続」
 16「教育相談」※集合型のみ実施
 17「特別支援」※集合型のみ実施
 18「いきる・かかわる・そなえる」

●オンデマンド型(※3)配信[2月17日(金)~3月2日(木)]
 2月9日(木)、10日(金)に実施した講演や発表の模様を動画で配信

 ※1 集合型:参加者が会場に集合し、発表者と対面して発表等を視聴する型
 ※2 ライブ型:オンライン環境で、参加者がリアルタイムで発表等を視聴する型
 ※3 オンデマンド型:オンライン環境で、事前録画した映像を視聴期間内に随時視聴する型

3 参加申込みについて

  詳細は、令和4年12月初旬に、当センターHPに掲載します。
  総合教育センターHP・・・http://www1.iwate-ed.jp/

※全体会、各分科会の詳細については、今後のメールマガジン及び総合教育センターHPでお知らせします。


■2〔 コラム 〕ICTの活用

 10月の少し肌寒く感じた日に、生涯学習推進センターの外階段付近に小さな蛇を見つけました。周りの方々は「ちょっと蛇は・・・」という雰囲気でしたが、以前、ペットとしてニシアフリカトカゲモドキを飼育した経験があり、爬虫類の可愛さを感じていた私は飼育して、研修講座の脊椎動物の観察のサンプルとして活用できないかと考えました。しかし、有毒種の場合は、法的に飼育ができないことになっており注意が必要でした。無毒で安全であるかを確認しなければなりません。特徴を観察してみると、体長は20㎝ほど、体色は茶褐色で、体表を覆ううろこに光沢はなく、斑紋があり瞳孔は丸い形をしていました。つぶらな瞳が何とも可愛らしい。
 小学生の頃に、ポケット図鑑なるものが流行し、それを片手に里山や小川を散策し、色々な生き物を観察することに夢中になった時がありました。現在はインターネットがあります。ネットで特徴を入力し調べてみたところ、微妙に特徴が合わず種の特定ができずにいました。そんな時に、センターの村上所長からグーグルレンズを使って調べてみるとよいとアドバイスを受け、早速その蛇をスマホで撮影してみました。瞬時に結果が表示され、「シマヘビの幼蛇」と判明しました。あまりの便利さに驚きました。図鑑のページをめくりながらのわくわく感は味わえないものの、即座に種の特定ができる。ICTがこのような場面でも活用できることを実感しました。中学校1年生の春先に、校地内にどのような生き物が生息しているかを調べる授業があります。生徒の驚く顔を想像しながら、授業で活用できるように理科の先生方に発信していきたいと思います。


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