■１　『選手宣誓』

　今年の第８４回選抜高校野球大会、選手宣誓を務めたのは、２１世紀枠で選ばれた石巻工業高等学校の主将阿部翔人選手でした。前日のリハーサルを体調不良で欠席したにもかかわらず、当日は落ち着いて大任を果たしました。宣誓の中に、「被災をされた方々の中には苦しくて心の整理が付かず、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて、つらいことです。」という言葉がありました。さらに、「しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。」という力強い言葉が続きました。阿部選手の静かな選手宣誓に心を打たれました。（茂）

■２　いわて子どものこころのサポートについて

　「いわて子どものこころのサポート」は、
　１　全ての児童生徒が自身の心とからだの変化や反応に適切に対処できるよう　セルフケアの力を高める。
　２　児童生徒がつらい反応をひとりで抱え続けることのないよう、教師が児童　生徒の発するサインに気づき、耳を傾け、適切なセルフケアの助言ができる体制をつくる。
　３　医療機関との連携によるサポートが必要な児童生徒に対する支援を行う。

という目的で行っている、岩手県の事業です。
　こころのサポート授業や、担任、スクールカウンセラーによる個別面談等を進める上で活用できる資料をホームページで公開しています。

★いわて子どものこころのサポート
　　http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/h23_kokoro_s/kokosapo_top.html

　最新の資料は、「大規模災害後の記念碑・追悼行事・儀式に関する配慮事項」と、「アニバーサリー反応とその対処について」です。
　総合教育センターホームページのトップページにもリンクを貼ってあります。随時更新しますので、ご活用ください。

■３　「いわてスタンダード」
　　　及び「Ｇアップシート」（中学校　国語・数学・英語）の改訂

　平成18年度作成の「いわてスタンダード」及び「Ｇアップシート」を、新学習指導要領に対応したものにするため改訂を進めています。
　「いわてスタンダード」は、新学習指導要領及び国立教育政策研究所作成の「評価規準の作成のための参考資料」に基づいて、指導すべき事項を重点化・焦点化・細分化し、「岩手の中学生に身に付けさせたい力」として示したものです。
　「Ｇアップシート」は、「いわてスタンダード」の「岩手の中学生に身に付けさせたい力」に対応した評価問題として作成したものです。「最終的に子どもたちにこのような力が付くような授業をしてください」というメッセージ性をもって作題しましたので、家庭学習や朝自習等での活用の他に授業改善にも活用できます。
　平成24年度末に完成予定ですが、既に途中発信として作成済みの内容をホームページに掲載しています。現在、ホームページに掲載している内容は以下の通りです。

（「いわてスタンダード」は、新Ｇアップシートで確認できます）
＜国　語＞
　「いわてスタンダード」…１年生分及び２年生分
　「Ｇアップシート」…１年生分及び２年生分
＜英　語＞
　「いわてスタンダード」…全学年分
　「Ｇアップシート」…全学年分

　今後、数学と国語の３年生分については随時ホームページに掲載していきます。また、既に掲載しているものについても、修正・改善を図っていきます。
　いよいよ、この４月より中学校は新学習指導要領が完全実施となります。
　「いわてスタンダード」と「Ｇアップシート」を是非活用していただき、同時にご意見等も寄せていただければ幸いです。

作成している教科領域教育担当のE-mailは、次のサイトからご確認下さい。

★岩手県立総合教育センター（連絡先）
　　http://www1.iwate-ed.jp/contact/index.html

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