教育センターニュース
第88号
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2015.03.05 お問合せ:ml-maga@center.iwate-ed.jp

[目次]
■1平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会

■2〔コラム〕『様々な方々の思いを胸に』

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■1平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会

 去る2月12日,13日の2日間,平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会を 開催いたしました。あいにくの雪模様となりましたが,2日間でのべ3,400名を 超える参加者を得ての開催となりました。
 今年度の研究発表会のテーマは「授業改善の推進」でした。『授業改善』をキ ーワードとした2年目です。岩手県教育委員会 八重樫勝委員長の主催者挨拶か ら始まり,尚絅学院大学 合田隆史学長の講演会,岩手県立一関第一高等学校附 属中学校の佐藤宏行教諭および生徒のみなさんによる1年生数学科の提案授業 で全体会を構成しました。それらの概要を紹介します。

○岩手県教育委員会 八重樫勝委員長の主催者挨拶
 「知・徳・体」を兼ね備え調和のとれた人間形成を目指し,確かな学力をはぐ くむためには,授業改善は校種を問わず,岩手の学校や教師が取り組むべき重要 な課題であると述べました。

○尚絅学院大学 合田隆史学長の講演会
 「我が国の未来を切り拓く教育の実現」と題して,今後必要とされる人材を育 てていくためには,新たな教育方法への転換(主体的学修)が必要であること, 生涯にわたる総合力は学校・家庭・地域の総合力であることなどをお話しいただ きました。

○授業改善実践発表(提案授業)
 県立一関第一高等学校附属中学校(佐藤宏行教諭および生徒)の提案授業
 平面図形(作図の利用)を内容として,きれいに回る三角形のコマを作る作業 をとおして,数学的な見方や考え方を育む活動として「振り返り」に重点を置き, 数学的価値付けをした授業が提案されました。

 ★平成26年度(第58回)岩手県教育研究発表会資料の公開(平成26年度)
  http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/siryou/index.html

■2〔コラム〕『様々な方々の思いを胸に』

 先日行われた岩手県教育研究発表会では,県外からも多数のご参加をいただきま した。
 その中で,「復興教育分科会」へ参加いただいた山口県周南市立岐陽中学校の 田村恵美先生より,次のようなご感想をいただきました。

 「岩手県におかれましては当然のことのように進められているかもしれませんが, 他県から参りました私にとっては,内容も,途中に流れた実践ビデオも,胸が熱く なる想いでした。すべての教育活動の目指すところにつながっているので,全国に 広めていただきたいと思いました。被災された皆様だからこそ,一つ一つの言葉, 活字にも,とてつもない重みがあり,心にしみました。と同時に,私たちのような, 離れている者も,命についてちゃんと向き合い『いきる,かかわる,そなえる』の 大切さを(地震のことだけでなく)すべての教育活動の中で念頭に置き,生徒に伝 えたいと思いました。」

 震災から4年が過ぎようとしている今,震災の「風化」を懸念する声が聞こえて くるようになりました。県外からのこのような「思い」を受け止めながら,より一 層復興教育の充実を図って参りたいと考えます。
 

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