ぎいん とうせん ひょう ちが
議員一人が当選するために必要な票の数が違うこと。
さ けんぽう ほう もと びょうどう いはん
その差が大きすぎると、憲法の「法の下の平等」に違反するともいわれる。
たと
例えば
せんきょく りっこうほ
選挙区Aで立候補した
太郎さん
せんきょく りっこうほ
選挙区Bで立候補した
次郎さん
ゆうけんしゃ せんきょく
有権者数が 選挙区Aで20万人 選挙区Bで40万人
だったとしたら……
かくさ
その格差は2倍!
この場合、こんなこともあり得る……
かくとく とうせん らくせん
太郎さんは7万票獲得し当選 次郎さんは15万票獲得したが落選
こちらの選挙区では20万票獲得した三郎さんがいた!
2倍でもこんななのに
しゅうぎいん さんぎいん かくさ こ いけん
衆議院では3倍、参議院では6倍の格差を超えるものを違憲状態であるとしている。
実際の例
しゅうぎいんぎいんせんきょ
2003年衆議院議員選挙(2003,11,9実施:データ選挙サイトElectionより)
せんきょ かくさ ひ
選挙結果から見られる1票の格差 2.75倍(人口比で考えると1,89倍)
さいこうとくひょうとうせんしゃ
最高得票当選者 愛知県11区 古本さん 181747票
さいこうとくひょうらくせんしゃ
最高得票落選者 北海道 9区 岩倉さん 118958票(人口51万人)
さいていとくひょうとうせんしゃ
最低得票当選者 高知県 1区 福井さん 43232票(人口27万人)
実際の例2
さんぎいんぎいんせんきょ
2004年参議院議員選挙より
せんきょけっか かくさ ひ
選挙結果から見られる1票の格差 4.73倍(人口比で考えると4.65倍)
こうとくひょうらくせんしゃ
高得票落選者 大阪 辻本 清美さん 718,125票(人口863万÷3人選出=約288万人)
東京 青島 幸男さん 596,272票
ていとくひょうらくせんしゃ
低得票当選者 鳥取 田村耕太郎さん 151,737票(人口62万人÷1人選出=62万人)
いっぴょう
かくさ
憲法の「法の下の平等に違反」
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