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研究主題

  • スマートフォンにおける情報モラル指導に関する研究

研究スタッフ

長期研修生

 雫石和志

研究協力校

 盛岡市立見前南中学校

研究目的

 内閣府が行った「青少年のインターネット利用環境実態調査」(2012)によると,中学生の51.6%,高校生98.1%が携帯電話等を所持している。そのうちスマートフォンの割合は,中学生25.3%,高校生55.9%であった。前年度の同じ調査で中学生5.4%,高校生7.2%であったことから,スマートフォンが急速に普及していることが分かる。中学校学習指導要領解説技術・家庭編では,「情報に関する技術の利用場面に応じて適正に活動する能力と態度を育成する」ことと示されており,スマートフォンにおいても情報に関する技術の利用場面に応じて適正に活動する能力と態度を育成することが急務である。

 しかし,現状は十分な指導がなされているとは言えない状況にある。「青少年のスマートフォン利用環境整備のための政策的課題」(総務省,2013)によると,高校1年生のセキュリティアプリ及びプライバシー設定機能の利用率が半数に満たないことなどが問題視されている。ネットワークの特性や,「他者への影響を考え,人権,知的財産権など自他の権利を尊重し情報社会での行動に責任を持つこと」「危険回避など情報を正しく安全に利用できること」などの情報モラルについての指導が必要と考えられる。

 このような状況を改善するためには,スマートフォンにおける情報モラル指導に関する教材を作成し,情報通信ネットワーク上のルールやマナーの遵守,危険の回避,人権侵害の防止などについて学ばせる展開例を示し,生徒に情報モラルを意識したスマートフォンの使い方を学ばせる必要がある。

 そこで,本研究は,中学校技術・家庭科技術分野におけるスマートフォンの情報モラル指導に関する教材を作成し,展開例を示し,検証し,情報に関する技術の利用場面に応じて適正に活動する能力と態度の育成に役立てようとするものである。

研究報告