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研究主題

  • 児童生徒の実態に即した体系的な情報モラルの指導に関する研究

研究スタッフ

研究協力員

盛岡市立土淵小学校  教諭 今 渕 哲 哉
一関市立永井小学校  教諭 _ 田 和 浩
花巻市立石鳥谷中学校 教諭 藤 原 信 彦
一関市立花泉中学校  教諭 佐々木 智 仁
県立盛岡第一高等学校 教諭 村 川 朋 子
県立金ヶ崎高等学校  教諭 村 田 優 香

研究の目的

 『学習指導要領解説総則編』において、情報モラルとは、「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」と示され、教科等の指導で身に付けさせることとしている。具体的には、「他者への影響を考え、人権、知的財産権など自他の権利を尊重し情報社会での行動に責任をもつことや、危険回避など情報を正しく安全に利用できること、コンピュータなどの情報機器の使用による健康とのかかわりを理解すること」などの内容である。また、普及の著しい情報通信端末を使用する上でのさまざまな問題に対して、「地域や家庭との連携を図りつつ、情報モラルを身に付けさせる指導を適切に行う必要がある」とも記されている。
 当センターでは、これまで移動センターや要請研修を実施し、県内の情報モラルの教育の充実・推進を図ってきたが、情報モラルに関する指導を、教員自らが継続的に行うまでには至っていないのが現状である。これは、情報モラルの指導の必要性を感じてはいるものの、日々変化・進展しているコンピュータや情報通信端末の機能や使用方法、使用者の低年齢化などの現状に即した教材が十分に準備されていない事が要因の一つであると考える。
 そこで、当センターが提供している既存の教材を見直すとともに、情報社会の進展により発生する新たな問題に対応した教材を加え、教員が児童生徒の実態に即した選択できるよう、体系化した教材集を提供することが必要であると考え、本研究主題を設定した。

研究報告