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 トビケラ(毛翅)目
ゲナガカワトビケラ
Stenopsyche marmorata
幼虫は川にすむ水生昆虫で、釣りの餌として「黒川虫」と呼ばれています。教育センターのすぐ近くには、生息に適した川がありませんが、時々夜に電灯に飛んできます。2kmほど離れた場所にある川には幼虫が生息していますので、そこから光に誘われて飛んで来たのでしょう。
《2015‎年‎6‎月‎2‎日撮影》
トビケラ目ヒゲナガカワトビケラ科
オオシマトビケラ
Macrostemum radiatum
幼虫は、川にすむ水生昆虫で、やや汚濁した水域の水質指標種としても知られています。名前のとおり、シマトビケラ科の中では大型種で、成虫の翅の縞模様が特徴です。
《2011‎年‎7‎月‎27‎日撮影》
 トビケラ目シマトビケラ科
ムラサキトビケラ
Eubasilissa regina
大型のトビケラで、幼虫は、緩い流れの川にすんでいます。翅を広げるととわかりますが、後翅に濃い紫色の帯があります。翅をたたむと褐色の前翅に隠れて見えません。この標本は、やや色あせてしまっています。
《標本:2009年8月17日採集》
トビケラ目トビケラ科
トビイロトビケラ
Nothopsyche pallipes
幼虫は、流れが緩い川にすんでいる水生昆虫です。成虫は、他の昆虫が少なくなった晩秋になってから現れ、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
《2009‎年10‎月24‎日撮影》
トビケラ目エグリトビケラ科
キリバネトビケラ属の一種
Limnephilus sp.
成虫は、10月頃に見られます。同じく秋に出現する上記のトビイロトビケラは、教育センターで毎年見かけますが、この種はあまり見かけません。種名まで同定することは難しいので、属名までとしています。
《2015‎年‎10‎月‎9‎日撮影》
トビケラ目エグリトビケラ科

 岩手県立総合教育センター理科教育担当 2022