岩手県立総合教育センター研究集録(2002)


平成14年度 岩手県立総合教育センター 研究集録

No 研 究 主 題 及 び 内 容
14_01
よりよい学び方を目指す児童を育てる総合的な学習の時間の指導に関する研究
−学習の状況を振り返り、その結果を活用する評価活動を中心に−


研究の概要
 この研究は、総合的な学習の時間における児童の評価活動に焦点をあて、自己評価や相互評価、その結果の活用を中心に、望ましい指導について明らかにし、総合的な学習の時間の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために、手だてとして、自己評価、相互評価、評価結果の活用のための場を位置づけた1単位時間の活動を単元に4回設定し、その中に、「評価情報の活用」「相互評価のグループ編成」「自分を客観的に見つめるもう一人の自分の活用」等の工夫を取り入れた指導試案を作成し、実践をとおしてその妥当性について検討した。
 研究の結果、評価活動に対する有用感が高まり、学習の状況を客観的に見つめながら、学習活動を改善・修正するための方向性を明らかにしようとする児童の姿が見られた。このことから本研究による指導の手だてが、よりよい学び方を目指す児童を育てるうえで、効果があることが確かめられた。
14_02
筋道を立てて考える力を育てる算数科の学習指導に関する研究
−見通しをもって課題解決をしていくための「学習マップ」を用いた学習活動をとおして−

研究の概要
 この研究は、小学校算数科の学習指導において、見通しをもって課題解決をしていくための「学習マップ」を用いた学習活動をとおして、筋道を立てて考える力を育てる学習指導の進め方を明らかにし、学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために、課題設定から解決までの思考過程を視覚的にとらえることができる「学習マップ」を用いて、課題解決の過程を把握し、見通しに即して方法・手順を決めたり見直したりする学習活動を行った。作成した指導試案は、実践をとおしてその妥当性を検討した。
 研究の結果、指導試案に基づく授業実践によって、児童に解決すべき課題を見いだす力、自ら考えた方法・手順ですすめていく力、よりよい方法・手順を明らかにしていく力が育成されたことが確認された。このことから、本研究の指導の手だてが、筋道を立てて考える力を育てるうえで有効であることが確かめられた。
14_03
小学校情報教育における情報活用の実践力を高める指導の在り方に関する研究
−教室内LANを利用した創造・発表・交流を支援するコンピュータ教材の開発をとおして−


研究の概要
 この研究は、小学校情報教育において、教室内LANを利用した情報の創造・発表・交流を支援するコンピュータ教材を開発し、授業実践をとおして、情報活用の実践力を高める指導の在り方を明らかにし、小学校情報教育の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため、次のような指導に開発したコンピュータ教材を用い、その有効性を検討した。ー集した情報をもとに情報を加えたり、選択したり、編集したりして自分の意図に合った新しい情報を創り出させる。∩和い靴疹霾鵑鯀蠎蠅棒気靴、分かりやすく発表させる。H表についてよさに気づき認め合いながら、よりよい情報の創造・発表ができるように意見を交流させる。
 研究の結果、創造する力、発表する力、交流する力が高まっていることが確認された。このことから、創造・発表・交流のサイクルを大切にした指導に開発したコンピュータ教材を用いることは、情報活用の実践力を高めるうえで有効な指導のひとつであるという見通しをもつことができた。
14_04
小学校における社会的事象について多面的に考える力を育てる学習指導に関する研究
−学習活動の複線化を図った実践をとおして−


研究の概要
 この研究は、学習活動の複線化を図った実践をとおして、小学校における社会的事象について多面的に考える力を育てる学習指導について明らかにし、小学校社会科の学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そこで、ー匆馘事象を具体的にとらえるための個別調査と相互交流、⊆匆馘事象の意味や働きを考えるためのグループ調査と相互交流、を取り入れた指導試案を作成し、授業実践をとおして、その妥当性について検討した。
 研究の結果、社会的事象の特色や相互の関連、意味や働きなどについて複数の観点から意味付けたり、価値付けたりした記述や発表ができる児童が、見受けられるようになってきた。このことから、本研究の指導の手だては、児童の社会的事象について多面的に考える力の育成を図るうえで、効果があるという見通しをもつことができた。
14_05
「総合的な学習の時間」の英語活動において主体的なコミュニケーション能力を育成する指導の在り方に関する研究
−コンピュータ英語教材の開発をとおして−


研究の概要
 この研究は、小学校において、身近な英語にふれることができるコンピュータ英語教材の開発をとおして、主体的なコミュニケーション能力を育成する指導の在り方を明らかにし、「総合的な学習の時間」の英語活動の充実に役立てようとするものである。
 そのために、指導の手だてとして、コンピュータの特徴であるマルチメディア機能を生かして、ALTと帰国子女児童の模範音声・映像をもとに開発したコンピュータ英語教材を単元「買い物活動」で活用し、身近な英語に慣れ親しむことができるようにした。そして、授業実践をとおしてその有効性を検討した。
 その結果、「英語への興味・関心、意欲」「簡単な英語を使う力」「積極的に他とかかわろうとする態度」が育成された。このことから、本研究の指導の手だての工夫が、英語活動における主体的なコミュニケーション能力の育成を図るうえで効果があることが確かめられた。
14_06
小学校の国語の授業における成就感をもたせる学習指導に関する研究
−単位時間の指導過程に「個々の思考を助ける書く活動」を取り入れて−


研究の概要
 この研究は、単位時間の指導過程に「個々の思考を助ける書く活動」を取り入れることにより、授業における成就感をもたせる学習指導について明らかにし、小学校国語科の学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため、学習内容の関連を明確にし、単位時間の指導過程に、「引き出す」書く活動、「深める」書く活動、「ふり返る」書く活動という三つの「個々の思考を助ける書く活動」を取り入れて基本構想を立案した。それをもとに指導試案を作成し、実践をとおしてその妥当性を検討した。
 研究の結果、指導試案に基づく授業実践によって、「学ぼうとする力」「わかる力」「認める力」はおおむね高まっていると確認された。このことから、本研究の指導の手だては、小学校の国語の授業における成就感をもたせるうえで効果があることが確かめられた。
14_07
学校不適応児童がありのままの自分を受け止める指導・援助に関する研究
−多面的に自分を見つめる活動をとおして−


研究の概要
 この研究は、自分をマイナスに評価し、自分を見失っている児童が、多面的に自分を見つめる活動をとおして、ありのままの自分を受け止める指導・援助の在り方を事例的に明らかにし、学校不適応児童の指導・援助の充実に役立てようとするものである。
 そのため、援助者は児童との肯定的・共感的な人間関係を基盤に、多面的に自分を見つめる視点をもった、自分について語る・振り返る・整理する活動をとおして、児童が新たな自分像をありのままの自分として受け止める指導・援助を行った。
 研究をとおして、自分をマイナスに評価にとらわれている児童が、児童と援助者との肯定的・共感的な人間関係を基盤に、多面的に自分を見つめる活動を行うことで、自分の思いに気付き広く自分をとらえ、今の自分が自然だと思え、ありのままの自分を受け止めていけることが確かめられた。
14_08
小学校国語科における読書意欲を高める学習指導に関する研究

−文学的な文章の指導に「アニマシオン活動」を取り入れて−


研究の概要
 この研究は、小学校国語科において、文学的な文章の指導に読書指導法の一つである「読書へのアニマシオン」の手法を用いた、ゲーム的な活動を通じて児童を本の世界に引き込む「アニマシオン活動」を取り入れることにより、読書意欲を高める学習指導について明らかにし、小学校国語科の学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため、教材文とそれに関連した文章を題材として、学習指導過程の各段階のねらいに応じて、,△蕕垢犬鬚弔む、⊆分の視点で内容をとらえる、自分の考えを表現する「アニマシオン活動」を取り入れた指導試案を作成し、授業実践をとおして、その妥当性について検討した。
  研究の結果、児童は、楽しみながら教材文から関連する文章へと読みの対象を広げ、想像を膨らませて読んだり、自分の考えを深めたりすることができるようになった。このことから、本研究の手だてが読書意欲を高めるうえで効果があることが確かめられた。
14_09
主体的に活動する意欲を育てるボランティア教育の進め方に関する研究
−身近な場面での児童一人一人の思いを大切にした課題研究の取り組みをとおして−


研究の概要
 この研究は、身近な場面での児童一人一人の思いを大切にした課題研究の取り組みをとおして、主体的に活動する意欲を育てるボランティア教育の進め方について明らかにし、小学校ボランティア教育の充実に役立てようとするものである。
 そのために、指導の手だてを、‘常的に自分たちにできるボランティア活動を探す、⇒達との学び合いにより自分の課題を設定する、振り返りを共有することにより活動の成果を確かめるとした。そして、作成した指導試案の妥当性について検討した。
 研究の結果、児童は、身近な場面でのボランティア活動に興味・関心をもつようになったこと、そのなかから自分の課題を決定し、活動の見通しをもとうとするようになったこと、活動をとおして、達成感や有用感を味わうようになったことが確認された。このことから、本研究の指導の手だてが、主体的に活動する意欲を育てるうえで、効果があることが確かめられた。
14_10
算数科「百分率とグラフ」における割合の見方や考え方を育てる指導の在り方に関する研究
−基準量・比較量と割合の関係をとらえさせるコンピュータ教材の開発をとおして−


研究の概要
 この研究は、算数科「百分率とグラフ」において、基準量・比較量と割合の関係をとらえさせるコンピュータ教材を開発し、授業実践をとおして、割合の見方や考え方を育てる指導の在り方を明らかにし、小学校算数科の学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのために、次のような手だてを講じ、開発したコンピュータ教材を用いた実践をとおして、その有効性を検討した。ヽ┐畔犬鯊佝罎靴覆ら割合の問題づくりをさせる、基準量や比較量の値を変えながら、割合の値を確認させる、およその割合の値を繰り返し予想させる、ご霆猯漫θ羈嗄未罰箙腓涼佑鮨渕┐径弍関係を調べさせる、コ箙腓旅佑┐鯊召両賁未砲△討呂瓩気擦襦
 その結果、基準量や比較量を見つける力、根拠のある結果を予想する力、割合の考えを問題場面に適応して解決する力が高まっていることが確認された。このことから、開発したコンピュータ教材を用いた指導は、割合の見方や考え方を育てることに有効であることが確かめられた。
14_11
生活科における知的な気付きを深める学習指導の在り方に関する研究
−「繰り返し対象とかかわる活動」をとおして−


研究の概要
 この研究は、「繰り返し対象とかかわる活動」をとおして、知的な気付きを深めることができる学習指導の在り方を明らかにし、小学校生活科の学習指導の充実に役立てようとするものである。
 そのため、自他の知的な気付きの違いを比較させたり、共通点を関連づけさせたり、対象への新たな課題や見通しをもたせたりして、知的な気付きを交流し合う場を取り入れた「繰り返し対象とかかわる活動」を行う基本構想を立案した。そして、それをもとに指導試案を作成し、実践によりその妥当性を確かめた。
 その結果、自らの思いや願いを対象にはたらきかけようとする意識、対象へのはたらきかけを振り返ろうとする意識、対象へのはたらきかけを高めようとする意識の変容が確認された。このことから、本研究の学習指導の手だての工夫が、知的な気付きを深めるうえで、効果があることが確かめられた。
14_12
小学校特別活動における豊かな人間性の基礎をはぐくむ指導に関する研究
−「おなやみバスターズ」活動を取り入れた学級活動をとおして−


研究の概要
 この研究は、小学校特別活動において、「おなやみバスターズ」活動を取り入れた学級活動をとおして、豊かな人間性をはぐくむ指導について明らかにし、小学校特別活動の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため、指導の手だてとして、まず心理分析ゲームを活用した対人関係スキルトレーニングを行った。さらに、学級の枠を越えて、低学年を対象とした相談活動を取り入れ、活動の中心的な場となる大型工作物を協同で製作し、豊かな人間関係を構築しようとする活動を展開した。
 研究の結果、指導試案に基づく指導実践によって、他者とかかわるうえでの話の聞き方や伝え方の大切さを実感できたこと、協力して活動しようとする姿勢やより望ましい言動で効果的に他者とかかわろうとする態度が確認された。このことから、本研究の指導の手だてが、豊かな人間性の基礎をはぐくむうえで効果があることが確認できた。
14_13
小学校図画工作科において作品のよさや美しさを感じ取る力を育てる学習指導に関する研究
−作品との対話型の鑑賞活動をとおして−


研究の概要
 この研究は、小学校図画工作科において、作品との対話型の鑑賞活動をとおして、作品のよさや美しさを感じ取る力を育てる学習指導について明らかにし、小学校図画工作科の学習指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために、鑑賞の活動において、ー尊櫃某┐譴襦動きをまねる、ゲームをするという活動をとおして作品に親しむ、∈酩覆梁し租な要素に目を向け、自分の感じたことや考えたことを表現する、作者についての情報と自分なりの感じ方や見方をもとに作者の思いを想像し、友だちと交流する、という活動を取り入れた指導試案を作成し、実践をとおしてその妥当性について検討した。
 その結果、児童は様々な視点から作品をとらえ、自分なりの感じ方や見方を深めながら作者の思いを想像することができるようになった。このことから、作品との対話型の鑑賞活動は、作品のよさや美しさを感じ取る力を育てるうえで効果があることが確かめられた。
14_14
中学校理科「大地の変化」において科学的な見方や考え方を育てる学習の展開に関する研究
−岩手県葛根田川の地質調査と河川礫の教材化を中心に−


研究の概要
 この研究は、中学校理科「大地の変化」の学習において、河川礫を教材化し、効果的に活用した学習を展開することによって、地学学習の指導の改善に役立てようとするものである。
 そのために、郷土の複数の河川の調査を行い、河川礫の教材化について検討した。さらに、その特性を生かした授業実践をおこなった。
 その結果、_論釿は地形の成り立ちを学習できる多くの情報を含んでいるので教材化できること、河川礫を活用した学習を展開することによって、生徒が自ら課題を見つけ、河川礫の情報を科学的に分析する過程で、多くの発見をすることの二点が確認できた。このことから、「大地の変化」において、河川礫を教材化した地学学習は、科学的な見方や考え方を育てるうえで有効であることが確かめられた。
14_15
主体的に学び続ける力を育てる総合的な学習の時間の進め方に関する研究
−「異年齢集団の機能」を生かし思いや発想を交流する活動をとおして−


研究の概要
 この研究は、「異年齢集団の機能」を生かし思いや発想を交流する活動をとおして、主体的に学び続ける力を育てる総合的な学習の時間の進め方を明らかにし、中学校における総合的な学習の時間の進め方の改善に役立てようとするものである。
 そのため、指導の手だてとして、総合的な学習の時間の学習過程に、共通課題から個々の課題を導き出す段階を位置づけ、その段階で「異年齢集団の機能」を生かし、見方や考え方を広げる交流活動を取り入れた指導試案を作成し、指導実践を通してその妥当性を検討した。
 その結果、年齢の異なる生徒同士が互いのさまざまな差異を尊重しあい、思いや発想を交流する活動に取り組む中で、学びの中に必然性を感じながら見方や考え方を広げ、自分の考えに基づいて判断し追究活動を行う姿をみることができた。このことから、本研究の指導の手だてが主体的に学び続ける力を育てるうえで、効果があることが確かめられた。
14_16
高等学校生物気砲ける植物の水分の吸収と移動の仕組みの理解を深める教材の開発に関する研究


研究の概要
 この研究は、高等学校生物気痢嵜∧の生活と環境」の学習において、植物の水分の吸収と移動の仕組みの理解を深める教材を開発して、高等学校生物気粒惱指導の改善に役立てようとするものである。
 そのため、生徒は植物が生活に不可欠な水分を根や葉などの複数の要因によって吸収、移動させていることを生徒が深く理解するために、浸透圧を利用し、重力に逆らって水分を吸い上げ、かつ環境条件に反応し、継続した水分吸収が可能な教材を開発した。そして、それらの教材を活用して、授業実践を行った。
 その結果、生徒は概念的に理解していた植物の水分の吸収と移動について、深く理解できることが確認できた。このことから、今研究で開発した教材は、植物の水分の吸収と移動の仕組みの学習指導において有効であることが確かめられた。
14_17
高等学校情報における情報の科学的な理解を深める教材の開発に関する研究
−「情報B」の問題解決に関する指導を中心に−


研究の概要
 この研究は、「情報B」の内容の中心である問題解決に焦点をあて、問題解決を行うための考え方や方法を習得できる教材を開発することにより、高等学校情報における情報の科学的な理解を深めるための指導に役立てようとするものである。
 そのため、生徒に身近な題材を用い、問題解決の手順、モデル化とシミュレーション、データベースの活用等について理解させるためのサブテキストを開発した。また、シミュレーション及びデータベース作成について、表計算ソフトを利用した実習をとおして理解できるコンピュータ教材を開発した。そして、開発した教材を用いて授業実践を行い、その有効性を検討した。
 その結果、生徒は身のまわりの事象について、問題解決の手順にあてはめて考えることができるようになり、適切な手段を選択して情報活用を行い、問題解決ができるようになった。このことから、本研究で開発した教材は、情報の科学的な理解を深めるうえでうえで効果があることが確かめられた。
14_18
学校不適応児童生徒の自己認識をひろげる指導・援助の在り方に関する研究
−自分が知る自分と他者が知る自分とを両面から見つめる活動をとおして−


研究の概要
 この研究は、他者や周囲へ応えようとするあまり、自分らしさを見失っている学校不適応児童生徒が、自分が知る自分と他者が知る自分とを両面から見つめる活動をとおして、自己認識をひろげる指導・援助の在り方を事例的に明らかにし、学校不適応児童生徒の指導・援助の充実に役立てようとするものである。
 そのため、援助者が受容的・共感的に接しながら感情を自己開示し合う活動、自分と他者が捉えている自分像を照らし合わせ確認する活動をとおした自己認識をひろげていく実践を行い、その結果を分析・考察した。
 研究をとおして、自分が知る自分と他者が知る自分とを両面から見つめる活動は、自分らしさを見失っている学校不適応児童生徒が、自分の感情やありのままの自分に気付き、自己認識をひろげるうえで有効であることが確かめられた。
14_19
学校不適応生徒の基本的信頼感の形成に向けた指導・援助に関する研究

研究の概要
 この研究は、自分と他者への信頼感をもてないことが対人関係のつまずきになっている生徒に対して、愛着形成に着目した、身近な他者との相互的な関係構築による基本的信頼感の形成の指導・援助の在り方について事例的に明らかにし、学校不適応生徒の指導・援助の充実に役立てようとするものである。
 そのため、指導・援助の手だてとして、援助者が受容的・共感的な態度で対応することを大切に考え、援助者とともに身近な他者との心理的距離を考えながら自分史を見つめる活動を取り入れた。
 研究の結果、基本的信頼感が十分に形成されなかったために学校不適応になった生徒が、ありのままの自分を素直に表現しながら自分を見つめることで、自分と他者への理解と受容が図られ、自分と他者に信頼感をもち、他者とかかわりたいという意識をもつことが確かめられた。このことから、本研究の指導の手だてが、基本的信頼感の形成を図るうえで効果があったと考えられる。



ダウンロード用ファイル
 すべての研究をおさめたファイル(14_s.pdf)を圧縮したファイルはこちらです   ←   14_s.lzh (24.176KB)(圧縮ファイル)
 ダウンロードのうえ、解凍した後、Acrobat Reader5.0以上でご覧下さい。

 閲覧のしかた
   1 圧縮ファイルをダウンロードして下さい。・・・ファイル名(14_s.lzh)でクリックし、「OK」をクリックした後、任意のフォルダに保存して下さい。
   2 圧縮ファイルを解凍して下さい。・・・解凍ソフトを用いて、保存した圧縮ファイル「14_s.lzh」 を解凍して下さい。「14_s.pdf」 ができます。
                           解凍のしかたは、ソフトによって異なりますので、ソフトの説明書やヘルプ、readme等をご覧下さい。
                           +Lhaca(圧縮・解凍ソフト)のダウンロード
   3 「14_s.pdf」を表示して下さい。・・・Acrobat Reader5.0以上でご覧下さい。
                           Acrobat Readerのダウンロード
                          ファイル名(14_s.pdf)をダブルクリックすると、Acrobat Readerが自動的に起動して閲覧できます。
       

戻る

岩手県立総合教育センター
〒025-0301 岩手県花巻市北湯口第2地割82番1
TEL:0198-27-2711(代)
FAX:0198-27-3562(代)
Copyright© 2001-2003 The Comprehensive Educational Center of Iwate