本年度の調査・研究|調査・研究|岩手県立総合教育センター

ここから本文本年度の調査・研究テーマと概要(所員)

資質・能力の「三つの柱」を総合的に育む授業の在り方に関する研究
−主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を通して−
【平成28 年度からの2年研究】

 「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(平成28 年12 月)で示された育成を目指す資質・能力(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」)を育むための指導と評価の在り方について研究します。2年次となる29 年度は、「見方・考え方」を鍵とした「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善、資質・能力を適切に見取るための評価方法等の工夫に視点を当てていきます。対象校種・教科は、中学校及び高等学校の国語科、数学科、理科、社会科、地理歴史科、公民科、外国語(英語)科です。

小規模な高等学校における教育の質を確保するための遠隔授業の実証的調査研究 〈文部科学省「多様な学習を支援する高等学校の推進事業」〉
【平成28 年度からの2年研究】

岩手県内の高等学校の小規模校では、配置される教員数が限定されることから各教科・科目等の専門知識を有する教員が十分に確保されず、生徒の多様な進路希望等に応えた選択科目を開設できないことが課題となっています。
 平成29 年度は、前年度研究の成果・課題を生かした上で、遠隔教育システムを活用した授業(遠隔授業)の効果と課題を分析し、対面の授業と同等の効果を上げるための条件や留意点などを明らかにすることで、高等学校小規模校における教育の質を確保し、本県が抱える課題の解決を目指します。

高等学校における「通級による指導」の導入に関する研究
−校内教育支援の体制面と運用面の整備を通して−

平成30 年度より、高等学校における「通級による指導」の制度が運用開始となります。本研究は、その導入に当たり、特別の教育課程を編成・実施するための要件を、校内教育支援の体制面と運用面から探り、実践を通して明らかにしていくことにより、高等学校における特別支援教育のさらなる充実につなげようとするものです。

ここから本文本年度の調査・研究テーマと概要(長期研修生)

小学校道徳科における評価の在り方に関する研究
-児童の学習状況や道徳性に係る成長の様子を見取り,評価する方法の充実を目指して-

道徳教育の充実を目指した小学校における「特別の教科道徳(以下道徳科)」が平成30 年度から全面実施されることに伴い、道徳科における評価の重要性が示されました。本研究では、小学校道徳科における、児童の自己の生き方を考えようとする道徳性の成長を促すための各学年の指導内容や発達段階に応じた評価の在り方について、授業実践を通して提案していきます。

中学校道徳科における評価の在り方に関する研究
-認め,励ます評価に生かす自己評価の分析を通して-

道徳教育の充実を目指した中学校における「特別の教科道徳(以下道徳科)」が平成31 年度から全面実施されることに伴い、道徳科における評価の重要性が示されました。本研究では、中学校道徳科における、生徒の自分の人生をよりよく生きようとする道徳性の成長を促すための評価の在り方について、授業実践を通して提案していきます。

物理法則の有用性を実感させ、興味・関心を高める高等学校物理の研究
−日常生活とのつながりを重視した教材の開発と活用を通して−

物理の学習内容と生徒の日常体験を結びつけたり、理論通りの実験結果となる面白さに触れさせたりすることで、物理法則の有用性を実感させ、生徒の興味関心を高めることが可能であると考えます。そこで、日常生活とのつながりを重視した教材を製作し、これを活用した授業のあり方を提案します。

論理的思考力を育むプログラミングの体験のあり方に関する実践研究
-小学校算数科・理科の指導を通して-

次期学習指導要領に「小学校段階におけるプログラミング教育」が位置付けられました。教科等の学習指導において目指す資質・能力の育成に向けて、時代を超えて普遍的に求められる論理的思考力を身に付けるために、既存のソフトウエア等を活用してコンピュータに意図した処理を行わせるなどのプログラミングを体験させる活動を取り入れた学習指導の在り方を実践的に明らかにし、発信することで、全面実施後における学校での円滑な指導の一助になることを目指します。

中学校における通級による指導の充実に関する研究
−通常の学級とのつながりを重視した自立活動を通して−

高等学校における通級による指導の制度化が進められている中、小学校から高等学校までの連続性を踏まえた中学校における通級による指導の充実に向けた取組が求められています。本研究は実践を通して、中学校における通級による指導に関する体制面・指導面の要件を探り、特別な教育課程を取り入れた指導・支援に在り方について提案していくものです。

特別支援学校におけるセンター的機能の充実に関する研究
−多様なニーズへの対応を可能にする校内体制の確立を通して−

特別支援学校は、地域支援としてセンター的機能を担っており、多様なニーズへの対応が求められています。本研究では、特別支援学校におけるセンター的機能についての現状と課題について調査・分析を行い、センター的機能を充実させるために、校内における専門性を有効に活用できる体制づくりについて提案していくものです。