授業実践1 小学校 第5学年
この実践は、「整数の見方」(東京書籍 新しい算数)の学習終了後に行った。
1 ねらい
かけ算の九九に中に並ぶ数のきまりをみつけることができる。
2 提示する問題
九九の表から見つけられるきまりをいろいろさがしましょう。
3 まとめで取り扱う既習事項
交換法則 倍数 約数
4 展開
指導過程 | 分 | 学 習 活 動 | 留 意 事 項 |
問題把握 | 5 | 問題の内容をつかむ |
・提示するものは、九九表と問題文 ・問題文「いろいろさがす」から、答えは一人一人の考えによっていろいろになりそうなこと、自分の思ったとおりに取り組んでいく問題であることを確認する |
解決の計画 自力解決 |
20 | 解決の見通しをもつ 自力解決する |
・自力解決の前にさらなる説明等が必要かどうかを確認し、必要な場合には個別に応じる ・きまりを見つけることができているかどうかを把握し、どの児童も、少なくても1つのきまりを見つけ記述できるよう支援する ・児童個々が見つけたきまりを把握しておき、まとめの段階に紹介する |
比較検討 | 20 | 自分の解答を紹介する 互いの考えを比較する |
・見つけたきまりに、自分が紹介したい順に番号をつけさせる ・考えを二人組で紹介し合う。できるだけたくさんの相手と紹介し合う ・似ているきまりの場合、その友達の名前を控えさせておく |
比較検討 | 20 | 似ている点により分類し、分類した考えに名前をつける | ・似ているきまりを見つけた者同士の3人以上のグループを自分たちでつくり、以下の3点について話し合う。 1 きまりの名前 2 なぜ、そのきまりになるのか 3 表の他の部分で、このきまりが成り立つか ・グループで話し合っているきまりとその名前を把握する |
まとめ | 25 | 名前をつけたことを学習したことに結び付ける | ・1単位時間めの自力解決で児童個々が見つけたきまりを紹介する。グループでつけた名前もあわせて紹介する。 ・「整数の見方」で学習した倍数、約数や既習の交換法則を想起させる |