生物の教材紹介

   顕微鏡練習用プレパラートの使い方


1 準備

・インクジェットプリンタ,透明ラベルシート(裏面糊付きで,ノーカットタイプ)
・紙ラベルとペン(ラベルプリンターがあると良い)
・カッター(またはハサミ),スライドガラス
・顕微鏡

2 作成方法

 ① インクジェットプリンタで,下の「顕微鏡練習用シート」を透明フィルムラベルにシートを印刷する。
   ・プリンタは,写真印刷モードなど,できるだけ高精細の設定で印刷する。

パソコンのワープロソフトとプリンタ があれば自作できますので, 是非工夫して作成して みてください。 その場合,文字サイズは3ポイント が限界です。
  顕微鏡練習用シート
*クリックすると印刷原稿が開きます(pdfファイル)
  
  印刷したら切り取ってスライドガラスに貼る→

 ② 1片ずつカッターやハサミで切り取り,スライドガラスの中央部に貼り付ける。
 ③ スライドガラス右端に紙ラベルを小さく切って「右→」のような目印を書く。
    ・ラベルライターを利用するときれいに作ることができる。
    ・油性マジックで直接書いてもかまわない。


3 使い方の例

 ① 顕微鏡を低倍率(接眼7~10倍,対物4倍程度)にして,反射鏡を調節する。
 ② 練習用プレパラートを「右」と書いてる方を右側にしてステージに載せる。
   *検鏡する前にどのように見えるか予想させる。
 ③ 「上下左右」の文字の部分にピントを合わせて文字の向きを確認する。
 ④ 下の図のように,ステージ上で練習用プレパラートを180度回転させる(「右」が左になるように)。
    「上下左右」文字がどのように見えるか確認する。

 


 ⑤ 緑,青,赤,黄色の配置が顕微鏡を通して見るとどのように見えるか確認する。
 ⑥ 方眼の部分に赤く塗りつぶしたマスと青く塗りつぶしたマスがある。
     このどちらかを顕微鏡で見ながら,視野の中央に素早く移動させる練習をする。
    ・倍率を高くすると難しくなることも体験させると良い。
 ⑦ 低倍率で方眼部分の中央部にピントを合わせ,視野の直径に見る線の数を数える。
 ⑧ 対物レンズを高倍率にしてと同様に線の数を数え,視野の大きさがどのように変わるか調べる。

40倍(接眼10倍,対物4倍)→100倍(接眼10倍,対物10倍)


 岩手県立総合教育センター理科教育担当 2015