研究の概要
本研究は、高等学校商業科の「経済活動と法」の指導において、経済社会における法の意義や役割を理解させるとともに、社会事象を法律的に考え判断する能力や態度を育てていくことに役立てようとするものである。
そのために、教材が少なく十分に理解させるには困難な学習内容であるという現状のもと、法文の意味や法が適用される例を提示し、生徒の身近な社会事象や関連する法を提示することができるコンピュータ教材を開発し、活用させることが生徒の理解を深めさせるために必要であると考え、授業実践をとおしてその有効性を検討した。
この研究の結果、経済社会と法のかかわりについて理解を深める指導が明らかになり、高等学校商業科「経済活動と法」の学習指導におけるコンピュータ教材の活用が理解を深める授業に効果があることが確かめられた。 |