印刷用紙   :B4 縦 1ページの行数:68 1行の文字数 :116    (3) 題材「一つの花」の学習指導案例 (4/10 時)                1. 題材名「一つの花」                              2. 日時 平成4年9月3日(木) 2校時                     3. 学級 一関市立南小学校4学年 (男子16名、女子17名、計33名)         4. 本時の目標                                    ゆみ子に何もしてやれない状況にある父親のせつない心情を読み取ることが      できるようにさせる。           5. 本時の展開                               +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+           |段|  指導内容   |    学 習 活 動     |    指導上の留意点      |           |階|         |                |                 |           +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+           | |1 課題把握   |1 本時のめあてをつかむ。   |・ゆみ子に対する父親の思いを考える|           |導|         |+−−−−−−−−−−−−−−+| ことを確かめさせる。      |           | |         ||お父さんは、なぜめちゃくちゃ||                 |           |入|         ||にゆみ子を「高い高い」したの||                 |           | |         ||だろうか。         ||                 |           | |         |+−−−−−−−−−−−−−−+|                 |           | |         |                |                 |           +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+           | |2 本時学習場面の|2 第2(1) の場面を読む。   |・指名読みした児童の読みのよい所に|           | |  読み     |                | ついて相互評価させ、学習への意欲|           | |         |                | をもたせる。          |           |展|         |                |・課題に対する自分の考えを持たせる|           | |         |                |                 |           | |3 課題の自力解決|3 課題を自力解決する。    |・2、3人に発表させ、多様な考え方|           | |         |++++++++++++++++| に気づかせる。         |           | |         |+自己評価カ−ドの1に自力解決+|                 |           | |         |+した課題に対する自分の考えを+|                 |           | |         |+書かせる。         +|                 |           | |         |++++++++++++++++|                 |           | |         |                |                 |           |開|4 深いため息をつ|4 父親のつらさや悲しさを自分の|・多様な意見をまとめさせるようにす|           | |  く父親の気持ち|  経験を想起させながら共感的に| る。              |           | |  の読み取り  |  つかむ。          |                 |           | |         |                |                 |           | |5 父親の気持ちが|5 次の文を視写させ、書き込みを|・机間巡視により、児童個々の実態に|           | |  わかる文の把握|  する。           | 応じた賞賛、助言、激励を行う。 |           | |         |                |                 |           | |・父親の会話文にで|+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+・作業の速さや表現の豊かさ|           | | てくる父親のせつ||一つだけのいも、一つだけのにぎり飯、 | などについても賞賛するが|           | | ない心情の読み取||一つだけのかぼちゃのにつけ==−。   | 精一杯書こうとする態度を|          | | り       ||みんな一つだけ。一つだけのよろこびさ。| 承認、激励する。    |          | |         ||いや、よろこびなんて一つだってもらえな|・戦時下にあるゆみ子の家族|           | |         ||いかもしれないんだね。        | の状況について、じっくり|           | |         |+−−−−−−−−−−−−−−−+−−−+ 考えさせ、父親のせつない|           | |         |                |心情をとらえさせる。       |           | |         |                |                 |           | |         |                |                 |           | |6 「めちゃくちゃ|6 「めちゃくちゃに」という言葉|・5で読み取ったことを確認させなが|           | |  に」と「高い高|  が父親の苦しさや悲しさ、いら| ら、「めちゃくちゃに」と「高い高|           | |  い」という語句|  だち、いたたまれなさを表して| い」という言葉が表すゆみ子に対す|           | |  が父親の複雑な|  いることをとらえる。    | る父親の複雑な思いを考えさせる。|           | |  思いを表してい|  また、「高い高い」という言葉|                 |           | |  ることの読み取|  が父親のゆみ子に対するいとお|                 |           | |  り      |  しさ、温かさ、やさしさを表し|                 |           | |         |  ていることをとらえる。   |                 |           +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+           | |7 学習内容のまと|++++++++++++++++|7 ゆみ子に対する父親の心情を学習|           | |  め      |+自己評価カ−ドの2に課題に対+|  してきたことをもとに、吹き出し|           |終|         |+するより深まった考えを書き、+|  に書く。           |           | |         |+自分の達成状況をまとめる。 +|                 |           | |         |++++++++++++++++|                 |           | |         |                |                 |           | |8 学習内容のふり|++++++++++++++++|・2、3人の児童に自分の自己評価カ|           |末|  返り     |+自己評価カ−ドの3に自力解決+| −ドを読ませ、相互評価や教師によ|           | |         |+での課題に対する考えと学習の+| る評価をする中で、賞賛し学習に対|           | |         |+まとめにおけるより深まった考+| する自信をもたせる。      |           | |         |+えを比較し自分の達成状況や努+|                 |           | |         |+力状況を評価させる。    +|                 |           | |         |++++++++++++++++|                 |           +−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−+