研究事業推進中 |
教科の研究として、今年度から3年間の計画で「児童生徒の資質や能力を高める指導と評価に関する研究」に取り組んでいます。 「学力」を適切にとらえるための評価規準と評価方法を開発し、それをもとに授業実践を行って、児童生徒の資質や能力を高める指導と評価について明らかにしようとするものです。 今年度は、県下約1,700人の先生方を対象に、学力と評価の考え方についての傾向と学習指導上の課題を把握することを目的とした調査を行いました。調査の内容は、「児童生徒に育てたい学力は、どのようなものか」「それを育てるむずかしさは、何か」「評価のむずかしさは、どのようなことか」「評価はどうあればよいと思うか」などです。 この調査結果と学力と評価の基本的な考え方をまとめ、平成14年度から、より一層重視される絶対評価に向けて、評価規準の作成や指導と一体化した評価の方法などについて、小・中・高校の学習指導の改善に役立つ提案をしたいと考えています。 |
この研修講座に注目しました |
教育研究生研修講座 |
2年ぶりに開設した本講座の目的は、教育研究に関する研修を行い、指導力の向上を図ることにあります。 今年度の研修者は、小学校、中学校、高等学校、養護学校の先生方で、研究領域は、国語、社会、地理、小規模・複式指導、国際理解教育、情報教育、総合的な学習の時間、特殊教育と多岐にわたっています。 年間3回(のべ7日間)の研修では、全体講義で教育研究法についての理論学習を行いました。また、研修者一人一人の研究課題に対しては、教科・領域の各担当者がマンツーマンで指導にあたります。 各研修者は、学校での授業実践をとおして研究課題の解決を図る中で、必要に応じて随時研修という形で指導担当者と連絡を取りながら、研修を深めていきます。研修の成果は、来年2月の教育研究発表会の場で発表することになります。 講座の目的である指導力の向上を図ることはもとより、この講座をとおして教育センターと学校の連携を一層深めるためにも大きな役割を果たすことができるものと考えています。 |
研修通信 |
『センターでの日々』 種市町立種市小学校 板垣厚子 教育センターでの研修も早8ヶ月。自分からはなかなかしないかもしれないという研修を、日々させていただいています。私は教育相談室の所属なのですが、実際の面談や事例検討会での相談室の先生方の助言、ケース会議や教育相談のさまざまな講義や講演などから、子どもの心に寄り添うということの本当の意味を教えていただいていると常に感じます。そして、相談室の先生方、室を訪れる他室の先生方の何気ない話や細やかな心配りからも、大切なことをたくさん学んでいる気がする毎日です。また所属校に戻り、子どもたちの前に立ったとき、きっと前とは少し違う自分であるように思います。 すばらしい人たちと出会ったこと、頭が痛くなるまで本を読んだこと、パソコンが使えるようになったこと等々、ここに来てたくさんの財産も得ることができました。その財産をさらに増やすべく、残り4ヶ月を大切に過ごしていきたいと考える今日この頃です。 |