12号コラム(2007.3.26)
『教育に情熱を』
先日、テレビ放送で、認知症や何らかの障害で失われたお年寄りの脳機能を、簡単な計算や音読を毎日短時間続けることで回復させるという東北大学の川島隆太先生の取り組みが紹介されていました。(1月の講演会でもその一部が紹介されました)
初めは固くこわばっていた表情が柔らかくなり、生活に生き甲斐を感じるようになったお年寄りの姿にはとても驚かされました。しかし、それ以上に感動したのは、お年寄りに大きな声で、そして笑顔で話しかける施設のスタッフの方々の努力に対してでした。お年寄りたちの笑顔を取り戻そう、自力で生活ができるようにしようという情熱が、この施設のスタッフ一人一人に感じられました。
私たち教師に対して求められることも、子どもたちに対する愛情や責任感といった強い情熱です。子どもたちの成長に大きなかかわりをもつ教師という仕事に対し、使命感や誇りをもち、新年度、気持ちを新たに子どもたちと出会いたいものです。(S)
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