33号コラム(2008.10.24)
『北の大地での熱いメッセージ』
 先月中旬、北海道は旭川を初めて訪れた。全国教育研究所連盟(教育センター等の組織)の教育課題研究協議会に出席するためである。果たして、自宅から陸路を移動すること10時間あまり、駅前に降り立った藤原所長と私を迎えたのは、縦横の街路に截然と区切られて林立するビル群であった。北の大地、旭川は思いの外大きな街であった。
 協議会は2日間。初日は文科省審議官の基調講演に始まり、続いて「新教育基本法における教員の資質向上策」をテーマにシンポジウムが行われた。議論の中心は免許状更新講習での教育センターの対応であった。さまざまな意見が交わされたが、中でも藤原所長が語った、全国の教育センターで岩手だけが実施しえた、今夏の当センターでの免許更新予備講習の様子及び実施への思いと経緯の紹介が、各地の教育センターへの熱いメッセージとして会場に響いたことを特記しておきたい。2日目は分科会。校内研修の工夫等をテーマに、研究発表、及びグループ討議が行われ、多くの貴重な情報を共有する機会となった。
 さて、この研究協議会は、再来年度、岩手県を会場に開催されることになっている。予備講習への対応同様に、新たに取り組む時こそ組織の可能性を拓く絶好の機会、という精神で、センターとして運営計画を進めていきたい。
 ともあれ、滞在中は天候に恵まれ、初秋の北の空の青さも思い出にすることができた。
  大雪山頂はるか天高し (言)
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