56号コラム(2011.08.09)
『海の日』
 7月18日は平成23年の「海の日」。平成8年に施行された国民の祝日です。  この日は、中学校運動部顧問にとっては県中総体最終日。この日まで生徒に 競技をさせることを目標としていた日でもありました。  そんな「海の日」も今年は様相が大きく変わりました。新人大会で上位の成 績をあげていながら、震災の影響で十分な練習を行うことができなかった沿岸 部の学校。内陸部でも体育館やグラウンドが使用できない学校がありました。 例年であれば、地域の中心となっている総合体育館・グラウンドで力一杯競 技するはずだったものが、何とか確保した中学校のグラウンド・体育館で決勝 を迎えた競技もありました。  選手はもちろん、指導者も保護者も思いは同じ。限られた環境ではありまし たが、その中で選手たちが最高の輝きを見せてくれることを願わずにはいられ ませんでした。県内各地で展開された熱戦が、周囲の人々に勇気と感動を与え てくれました。晴れて県代表となった各中学校の選手たちには、東北各県に、 “岩手っ子”のパワーを発信してほしいと期待しています。(竜)
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