59号コラム(2011.12.02)
『12の贈り物』
去る11月3日(文化の日)、当センター恒例の一般公開が行われました。
当日は、昨年度の350名を大幅に上回る602名の来場により、大賑わいの1日
となりました。
今年度に設定したプログラムは、「プラネタリウム」「バーチャルな世界」
「木工クラフト」「食育体験」など15種類で、東日本大震災支援写真展や県
内専門高等学校や特別支援学校の作品等も展示させていただきました。
中でももっとも多くの来場者を集めたのが「オリジナル消しゴム作り」でし
た。5色の専用カラー粘土をこねながら自由に形を作り、形ができたら10〜
20分煮るとできあがりです。
多くの家族連れが、仲良く制作に励んでいました。最初は硬めの粘土を子ど
ものために柔らかくこねてあげるお父さん、赤と青の粘土を混ぜて紫色を作る
子ども、赤と白の粘土をこねて「お寿司ができたよ」という小さな子どもから、
リアルなキャラクターを作りながら「粘土べらがほしいな」という本格派まで、
思い思いに楽しんでいる姿が印象的でした。
それぞれに学びの要素を盛り込んだプログラムでした。その原点にあるのは
「楽しさ」です。つくる楽しさ・さがす楽しさ・体験する楽しさ等が追究しよ
うという意欲につながっていきます。
子どもはもちろん、大人が目をキラキラと輝かせて取り組む様子を見て、私
はあらためて学びの本質的なものにふれたような気がしました。
来年度も楽しいプログラムを準備して皆様をお待ちしております。(竜)
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