70号コラム(2013.01.31)
『学校の危機管理』
 昨年12月7日(金)、当センターにおいて公開講演会を実施いたしました。  講師は、岩手県の前防災危機管理監 越野 修三 氏でした。  越野氏には、震災当時の災害対策本部で行われた、緊迫した状況から、現在 に至る取組まで、具体的な事例を交えながら話していただきました。中でも、 県職員の中にある「縦割り意識」の弊害は、耳の痛い話でした。私たちはとか く自分たちの守備範囲を超える取組や対応等には及び腰になりがちです。越野 氏は、緊急時にはそれぞれの部署・担当を超えた横の連携が必要であること、 それを実現するには強いリーダーシップが必要であること等を強調していらっ しゃいました。  各学校には、震災以後に見直しを図った防災・危機管理マニュアルがあると 思います。しかし、マニュアルは原則であり、それを生きて働くものにするた めには、日々見直しを重ね続けなければなりません。  学校では来年度構想が話し合われている時期であると思います。その項目に 「防災・危機管理マニュアルの見直し」等も加えて、いついかなる時に災害に 遭遇しても、児童生徒の安全を守ることができるようにしておきたいものです。 (竜)
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