77号コラム(2013.12.06)
『避難訓練について』
 各学校とも、おおむね年2回行われる避難訓練は、お済みのことと思います。 教育センターでも、地震を想定した訓練を1回、火事を想定した訓練を1回実施 しました。  教育センターでは学校と違い、研修者や来所者が毎日のように変わります。皆 さんに分かりやすいように、目に付きやすい所に避難経路図を貼り出しています。  避難訓練の要項等は前年度を参考に企画してみましたが、実際に行ってみると 細かな点での配慮が足りなくて、臨機応変な所員の行動に助けられました。  たとえば、地震の場合、揺れを感じた後、少し落ち着いたときにドアを開け、 避難口を確保するとか、外に出る際に誘導班が先に出て落下物などが無いか確認 することなどです。避難誘導班の所員が、必ずしも研修講座の担当者を担ってい るとも限りません。  また、消防署の方に指導されたことですが、一般的に消火器で消火訓練を行っ ているが、学校やセンターでは消火栓があり、消火能力がはるかに高いのでその 訓練も有効とのことでした。  学校においても、教室で授業を行っている場合、実験室で授業を行っている場 合、体育館で授業をしている場合では当然避難の仕方が違うはずです。児童生徒 に真剣に避難訓練を行わせるためには、教員は、実際に起きることを想定して真 剣にやらなければならないでしょう。  訓練でできないことは本番でもできません。よりよい避難訓練にするために各 担当に立案時点で加わってもらって、担当ごとの詳細な要項を作ってみるのもい いかなと思っています。(志)
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