82号コラム(2014.08.29)
『人を動かす伝え方とは?』
2020年東京オリンピック招致の際のプレゼンテーションの成功を機に、最近、
プレゼンテーションの極意とは?という話題が多く取り上げられています。プレ
ゼンテーションで大切なことは、パワーポイントを使いこなすことではなく、
「論理的に話すことや、きちんと説明できることが大切」と思われる方が多いと
思います。もちろん、論理的思考で相手を説得するような言い方も重要ですが、
それと同時に大切なことは、相手の感情に気を配るということです。
完璧に説明しようとするあまり、論理ばかりに目が向いてしまい、感情への配
慮を忘れてしまいがちです。しかし、どんなに正当な理由があったとしても、感
情で納得できなければ、相手は自分の意見を聞いてくれないでしょう。言い方ひ
とつで相手の印象が大きく変わるということは、仕事の上でも、指導の上でも、
皆さんも経験されていることではないでしょうか。相手の立場を考えた、「さり
げない気配り」や「恥をかかせないような表現」、「思いやりを込めた言葉」が
相手を動かすことにつながることを忘れないようにしたいものです。
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