83号コラム(2014.10.08)
『支援がつながった先に』
 高校1年生A子は、中学校時代に不適応を起こし学校に行くことが難しかった 生徒です。A子の入学した高校では入学当初から様々な支援を行い、現在、A子 は生き生きと学校生活を送っています。こうした、A子の姿は、これまで関わっ てきた多くの先生方の思いと支援があって実現できたものです。中学校の時、不 適応を起こしたA子を励まし担任として何ができるか模索し続けたB先生。高校 生となったA子の担任として戸惑いながらも様々な配慮をし、A子との信頼関係 を築いたC先生。小学校時代にも、先生方の数多くの配慮があったに違いありま せん。こうした先生方の支援がつながって今のA子があります。  私たちのかかわる教育はすぐに目に見える結果が出ないことが多くあります。 けれども、その間の取組や努力は無駄ではなく、確実に子どもたちの力となって いることを時間が経ってから分かることが数多くあります。このことをA子と関 わってこられた先生方から教えられたような気がします。
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