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このメールマガジンは、岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校などへ教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けするために発行しています。 | |||||||||
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■1〔お知らせ〕令和5年度(第67回)岩手県教育研究発表会のお知らせ ■2〔コラム〕「天体観測とスマートフォン」 |
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■1〔お知らせ〕令和5年度(第67回)岩手県教育研究発表会のお知らせ 1 全体テーマ 夢の実現に向けて自ら学び行動する岩手の子ども ~指導と評価の一体化で育成する確かな学力~ ◇テーマの設定理由 岩手県教育委員会が「いわて県民計画(2019~2028)」に基づいて策定した「岩手県教育振興計画」では、基本目標を「学びと絆で 夢と未来を拓き 社会を創造する人づくり」としています。また、学校教育において目指す姿を「子どもたちが、地域とともにある学校において自ら生き生きと学び、夢を持ち、それぞれの人間形成と自己実現に向けて知・徳・体のバランスのとれた『生きる力』を身に付けています。」としています。この「生きる力」を知の側面から捉えた要素の一つ「確かな学力」は、知識技能のみならず、学ぶ意欲や、自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力等まで含めたものを指します。 この「確かな学力」は、子どもたちが日常の学びを通して主体的に資質・能力を磨くことで育成されるものであり、その実現には、子どもたち一人一人の学習状況や変容を細かに観察し、「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業改善を継続していくこと、すなわち「指導と評価の一体化」が欠かせません。私たちには、子どもに寄り添い、その成長を確かめながら、指導の質をより高めていくための工夫を不断に行うことが求められています。 本発表会を、本県教育が育成を目指す子どもの姿を共有するとともに、これまで私たちが積み上げてきた教育実践を省察し、よりよい授業改善に向けて踏み出す契機とするため、上記のテーマとしました。 なお、上記テーマは「いわて県民計画(2019~2028)」の最終年度である令和10年度まで共通のテーマとします。今後、各学校、教育機関においては、数年先までの見通しを持った研究、教育実践を行い、本発表会でその成果を広く周知いただきたいと思います。 2 期日、会場、実施形態及び内容 今年度は令和6年2月7日(水)~9日(金)の3日間で実施します。 ●第1日 2月7日(水) 8分科会を集合型(注1)・ライブ型(注2)・オンデマンド型(注3)で実施 生涯学習推進センター 午前:外国語活動/外国語 午後:いわての復興教育「いきる・かかわる・そなえる」 総合教育センター 午前:カリキュラム 幼児教育/幼小接続 体育/保健体育 午後:国語 社会/地理歴史・公民 特別活動 ●第2日 2月8日(木) 開会行事・講演及び4分科会を集合型・ライブ型・オンデマンド型で実施 生涯学習推進センター 午前:開会行事・講演 講師 国立教育政策研究所 総括研究官 千々布 敏也 氏 演題 主体的・対話的で深い学びを実現する教師エージェンシー 午後:特設1学力向上 総合教育センター 午前:実施なし 午後:特設2人権教育 特設3教育の情報化 学校マネジメント ●第3日 2月9日(金) 9分科会を集合型・ライブ型・オンデマンド型で実施 生涯学習推進センター 午前:算数/数学 午後:算数/数学 総合教育センター 午前:特別支援教育 理科 音楽 午後:教育相談 図画工作/美術 家庭/技術・家庭 花巻温泉ホテル花巻 午前:実施なし 午後:特別の教科 道徳 注1 集合型:参加者が会場に集合して行う型 注2 ライブ型:参加者がYouTubeの同時配信を視聴する型 注3 オンデマンド型:参加者がYouTubeで随時視聴する型 ・特別支援教育、教育相談、特別の教科 道徳の3分科会は、集合型のみで実施します。 ・特設2人権教育は、一部を集合型のみで実施します ・オンデマンド型は、ライブ型の配信直後から令和6年3月7日(木)まで視聴可能です。 3 参加申込 集合型の参加を希望する方は、総合教育センターHPから申込をお願いします。 ライブ型、オンデマンド型の視聴に必要なURLは、県内すべての学校・園・教育関係機関にお知らせしますので、参加申込は不要です。 詳細は、令和5年12月上旬に総合教育センターHPに掲載します。 総合教育センターHP https://www1.iwate-ed.jp/ ※講演、各分科会の詳細については、今後のメールマガジン及び総合教育センターのHPでお知らせします。 |
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■2〔コラム〕「天体観測とスマートフォン」 理科教員として採用になって初任給の大半を使って天体望遠鏡を購入しました。中学校理科教員として、天体観測のいろはくらいは生徒に教えられなければとの思いでした。夜空を見上げて、月、惑星、星雲など興味のある天体を、天体観測の専門書を片手に、悪戦苦闘しながら観察したものでした。 教育センターに着任した一昨年、小学校・中学校の理科教員を対象とした天体観測会にて、久しぶりに望遠鏡を使いました。7年前まで中学校の現場で太陽の黒点観察のために、昼間に何度か望遠鏡を使う機会はあったものの、夜空の天体観測は約15年ぶりでした。 教育センターの望遠鏡は、平成24年に購入したもので基本システムは古いものの、私が購入した望遠鏡の倍の値段もしており、天体の自動導入と追尾もしてくれる高性能な望遠鏡です。 11月初旬に、小学生とその保護者を対象とした「冬の星空観察会」の依頼を受けました。ちょうどこの時期は、木星と土星が観察に適しており、観察会当日は木星とその衛星や土星とその環の様子も観察できました。児童と保護者からは大きな歓声があがり、教育センターの望遠鏡が大活躍しました。また、かつては星座早見盤を使って、その日に見える星座、天体を調べたものですが、今ではスマートフォンのアプリを使って調べることができます。アプリを起動し、星空にスマートフォンの画面を向けるだけで、その方向に見える星座、天体が映って見えるのです。これには、児童よりも保護者の方が驚きの声を上げていました。 これらの経験から、天体観測のレベルアップを図ろうと、直接望遠鏡メーカーに問い合わせをし、最新の天体観測の仕方について、レクチャーを受けました。とても驚いたのは、スマートフォンを利用して天体を導入する方法でした。スマートフォンに専用の無料アプリをダウンロードし、望遠鏡のWi-Fiに接続します。そして、恒星2~3個を視野の中央に導入し記憶させれば、あとはスマートフォンの画面上で、見たい天体を選んでタップするだけで誰でも簡単に観察することができるというのです。 目的地まで的確に案内してくれるスマートフォンは、見たい星まで案内してくれるものとなっています。今、望遠鏡とスマートフォンをつなぐWi-Fiモジュールの納品をわくわくしながら待っているところです。 |
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