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■1〔お知らせ〕総合教育センター一般公開(11/3)の報告 ■2〔コラム〕「寄り道」 |
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■1〔お知らせ〕総合教育センター一般公開(11/3)の報告 11月3日(金)文化の日に、「総合教育センター一般公開」を生涯学習推進センターと合同で開催することができました。今年度は、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられたことに伴い、募集人数と体験コーナーを昨年より増やして実施しました。昨年度は約70名の参加者でしたが、今年度は約180名の児童・保護者にご参加いただきました。 今年度の総合教育センターの体験コーナーは、新企画としてタブレットPCを活用して行う「謎解き体験」、楽しく学べる「英語学習体験」を行いました。また、「光るスライム作成とプラネタリウム」や「液体窒素の実験」、「ねんど消しゴムと紙工作」、「毛糸や松ぼっくりを用いた工作」や「ボール型ロボットのプログラミング」なども行い、子どもだけではなく保護者も、難解な謎解きや科学の楽しさ、物づくりの面白さを味わっていました。 体験した子どもたちの感想には、「光るスライムの作り方がよくわかった。ねんど消しゴムも楽しく作れて面白かった」や「謎解きは色々な問題があってたくさん考えて楽しかった。 ミクロの世界はいつもなら見えない毛とか生き物が見られて楽しかった。」、「とても楽しかったです。また、やってみたいと思えたし、家でも挑戦したいです。」などとあり、とても楽しんでもらえたのではないかと思っております。 また、保護者の感想には、「普段できない−196度の体験は貴重な体験をさせてあげる事ができて良かったです。毛糸もとても楽しく制作していたので、家でも一緒に作ってみようと思いました。ありがとうございました。また来年も参加してみたいです。」や「去年も参加させていただき、親子で楽しく遊べたので今年も参加させていただきました。 親も一緒に頭を使いながら、階段を使って移動し、頭も体も使って良い1日でした。 来年もよろしくお願いします!」などとあり、楽しんでいただきました。 来年度も今年度と同様に人数と時間を限定しながら開催する予定です。今年度以上に楽しめる体験コーナーにできるように計画を進めてまいります。 |
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■2〔コラム〕「寄り道」 さわさわと心地よい風が吹く中、ゆるやかな上り坂を進む。11月なのに自転車で散策ができるということは、やはり今年は暖かい年なのだろう。スピードを落として見通しの悪い急カーブを曲がると、突然、大きな鳥居が目に飛び込んできた。照りのある赤が鮮やかだ。ゆっくりたもとに近づいて、ペダルを止める。見上げると、鳥居の向こうには先が見えない、薄暗い道が延々と続いている。ちょっとだけ迷った後、私は自転車から降りて、その道をたどってみることにした。 最近、世の中が随分とせわしなく感じる。効率的であること、合理的であること、機能的であることは欠かせない要素であり、限られた時間をいかに有効に使うかが、価値を持つようになった。私も日々、その急流に飲み込まれているわけだが、たまにふと我に返るときがある。「何か面白いことを、見逃しているのではないか」。 頭の中がこんがらがったときなどは、よく自転車で出かける。目的は、「寄り道」をすること。通りなれたいつもの道を外れて、初めてのルートを進む。何もないときもあるが、それでも初めて見る風景は新鮮で、自分の日常以外にも世界が広がっていることを実感することができる。そこからいつもの生活に戻ると、毎日のルーティンを少しだけ客観的に見ることができる。必ず、というわけではないが、「さてやるか」と、やる気を取り戻せるのだ。年の瀬も迫ってきた。忙しく、慌ただしいときこそ、いつもとはちょっと違う道、いつもとはちょっと違うこと、「寄り道」をして、心の中に外の空気を入れて、気分転換を図るのもいいかもしれない。 鳥居の先、なかなかの急勾配を登った先にあったのは、「雫石神社」。「滴石」が「雫石」なるまでの1000年の歴史を、その案内板から知ることができた。岩手の歴史巡りが好きな私にとっては、何よりのご褒美だ。次の寄り道は、どんな出会いをもたらしてくれるだろうか。 |
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