平成17〜18年度２年次研究

総合教育センター　情報教育室　研修員　石川修司

研究内容

小学校におけるディジタル教材を活用した授業に関する研究 　　　−指導計画と展開例集の作成をとおして−

研究目的

「教育の情報化プロジェクト」が進行し、小学校においても教育用コンピュータ、ネットワークの整備とともに、教育用コンテンツ、学習用Webサイトやソフトウェア等の開発が進められており、これらの設備やディジタル教材を日常的に学習活動で活用することが求められてきている。 　しかし、指導目標に対して有効なディジタル教材を見出せないことや、教師がディジタル教材活用の有用性について認識が不足しているケースも見受けられる。その背景としては、どの教科のどの場面で、何のディジタル教材を用いることが効果的なのか、これまで蓄積された素材を生かしきれていないことが原因と思われる。 　このような状況を改善するためには、これまでに開発されたディジタル教材の中で、単元の指導目標や計画に沿った教材を選択したり、開発したり、活用することが必要である。 　そこで、この研究は、小学校の学習活動においてディジタル教材を活用した指導計画を作成するとともに、さらに授業において効果的な活用ができるような展開例集の作成をとおして学習指導の改善に役立てようとするものである。