祖先とは形質などが異なる子孫集団ができることは、進化と呼ばれる。
生物の進化のうち、新たな種が生じることや、種よりもさらに分類上隔たりの大きい生物群が生じることは、大進化と呼ばれる。
種内の形質などがわずかに変化することなどは、小進化と呼ばれる。
同種内の集団にみられる形質の違いを、変異という。
遺伝的変異は、突然変異によって生じる。
染色体数が正常な場合より、1~数個多いか少ない場合を、異数性という。
交配可能な集団がもつ遺伝子全体は、遺伝子プールと呼ばれる。
遺伝子プールにおいて、1つの遺伝子座の対立遺伝子の頻度(割合)を遺伝子頻度という。
①極めて多数の同種の個体からなる。②個体によって生存力や繁殖力に差がない。③すべての個体が自由に交配して子孫を残す。④集団内で突然変異が起こらない。⑤他の集団との間で個体の移入や移出がない。といった条件下の集団では、それぞれの遺伝子の頻度は変わらず、遺伝子型の頻度は遺伝子頻度の積に等しくなる。このような法則をハーディー・ワインベルグの法則という。
生存や生殖に有利な形質をもつ個体は、次世代により多くの子を残す。これを自然選択という。