小学校における教育用コンテンツを活用した授業実践2
特別支援用コンテンツの活用
期日と対象(研究協力校)
  平成17年2月24日(木) 花巻市立宮野目小学校 虹色学級
実践内容 
  教科名 生活科
  単元名 結ぶ活動「手ぬぐいをしめる」
教育用コンテンツの活用について
  1年次2回目の実践として、特別支援用に開発したコンテンツを用いて、次の視点で有用性を検証した。
  児童が見やすい画面構成で、簡単なクリック操作で、繰り返し何度も見られる。
  解説入りのコンテンツも活用することで、活動への意欲化が図られ、興味関心が高まる。
  本時のねらいが達成できるよう、T1への支援の手だてとして活用する。
本時の流れとコンテンツの位置付け
段階 学習活動の流れ T1    指導上の留意点    T2 備考

導入

7分

1本時のねらいをつかむ
コンテンツを見て頭おおいの方法を知り、練習をする

2動画『手ぬぐいをしめる』をみる。
・ねらいを確認し、手ぬぐいを準備させる。 ・動画を見せ、イメージ化を図る。

・動画コンテンツ

展開




30
3手ぬぐいで頭おおいをする。

4動画を見る。

5手ぬぐいで頭覆いを何回も練習する。

・いっしょにする。

・手助けしながら一緒にやったり、見守ったりする。

・動画を見せる。

・動画を見る手助けをする。
・1、2回やったら動画を見る。

















・動画を見て手ぬぐいをしめることを繰り返す。
・時間になったら終わる。
終末

8分
6手ぬぐいが前よりうまくしめることができたか評価する。
7コンピューターを使ったことの感想を言う。
・よかったことを評価する。 ・よかったことを評価する。 ・工藤先生と感謝の握手する。
教育用コンテンツ活用の有効性と改善点
児童のアンケ−トから
有効と思われる点
・手ぬぐいのむすび方が画面で分かるから、とてもいいです。
改善が必要と考えられる点
・特になし
教師のアンケ−トから
有効と思われる点
・何回も繰り返し見ることができる点がいいと思います。
・自分で見て、そのまねをして成功することは、児童自身に達成感を味わわせ、自立心を養うことに役立つと思います。
・実際に演示してくれる人がいない場合や作業が難しく困難な場合は、有効であると思います。
・コンテンツは、くり返し学習や自学自習に適していると思われます。忘れてもまた、見て学習しなおすことができます。操作も簡単でやりやすいと思います。
・手ぬぐいを結ぶ後ろの姿を見せなければならない授業だったので、コンテンツを活用することで、子どもと向き合いながら指導できるという点ではいいと思います。
改善が必要と考えられる点
・特になし
親のアンケ−トから
有効と思われる点
・真似をするのが好きな子にとっては、スロ−画面もあり、とても親切な教材だと思います。
改善が必要と考えられる点
・特になし
授業後の児童の感想
・お客さんがたくさんきたので、とてもはずかしかったです。
先生方の感想
・なにより楽しみながらコンピュ−タを使ったことがよかったです。
・いろいろな角度からコンテンツが作られているため、とても見やすいです。手ぬぐいだけではなく、ふろしきとかエプロンの後ろのひもなども取り入れてはどうでしょうか。
・今回のコンテンツは、特に視覚に訴えたものだったので、とても効果的だと思いました。
親の感想
・コンピュ−タ操作が好きなので、こういう授業もいいなあと思いました。