小学校における教育用コンテンツを活用した授業実践5
算数科用コンテンツの活用
期日と対象(研究協力校)
  平成17年11月25日(金) 水沢市立水沢小学校 4年2組
実践内容 
  教科名 算数科
  単元名 角度の大きさを調べよう
教育用コンテンツの活用について
  2年次3回目の実践として、算数科用に開発したコンテンツを用いて、次の視点で有用性を検証した。
  これまで教師の演示で見えにくかった部分を拡大画面で表示することで理解が深まる。
  動画コンテンツの提示により、動きのイメ−ジ化が図れ、技能習得の面で有効である。
  全体での確認の場で静止画・動画コンテンツを活用し、イメ−ジの共有化を図る。
本時の流れとコンテンツの位置付け  
段階 学習活動の流れ     指導上の留意点     備考

導入


5分

1 本時のねらいをつかむ。
分度器を使って、「あ」の角度をはかりましょう。
・分度器と定規の準備をさせる。
・事前アンケ−トを書かせる。

 
展開


















35
2各自ではかり方を考える。

3考えを発表する。


4動画を見せながら、イメ−ジ の共有化を図り、実際にはかってみる。




5練習問題をする。
・ノ−トにはかり方をかかせる。
・2〜3人に発表させる。


・動画を見せ、練習させる。

・個別支援を行い、理解させる。
・スライド教材の活用


終末



5分
6本時のまとめをする。



7事後アンケ−トを書く。
・うまくできたところや苦労したところなどを発表させる。
 
教育用コンテンツ活用の有効性と改善点
児童のアンケ−トから
有効と思われる点
・アップだから、とてもわかりやすかったです。
・分度器の使い方が動いて、よくわかったからです。
・とても大きくてわかりやすかったから。
・コンピュ−タにうつされた分度器が、とても分かりやすかった。
・映像があると、とても分かりやすかった。
・とてもわかりやすく、とても見やすかったから
改善が必要と考えられる点
・とくになし
教師のアンケ−トから
有効と思われる点
・分度器の中心や辺を合わせる操作が、視覚的に確認できてよかった。
改善が必要と考えられる点
・目盛り部分がぼやけていたので明瞭にするために拡大ができるようにした方が良いと思われる。
授業後の児童の感想
・コンピュ−タを使うと、とても分かりやすいのでよかったです。
・コンピュ−タが動くとは思わなかったし、分度器ではかるときのポイントもあって、分かりやすかったです。
・コンピュ−タを使っていて、やり方がわかりやすくて、先生の教え方がわかりやすくて心に残りました。楽しかったです。
・初めてコンテンツを使ってやって、とてもわかって良かったです。
・今日、先生が持ってきたスクリ−ンで勉強しました。とても楽しかったです。またやりたいです。
・すごくわかりやすくおもしろく学習できてよかったです。コンピュ−タは、ポイントとかがあったのがすごかったです。
・どういう順番にはかればいいのかわかりました。
・授業が楽しかったです。。
先生方の感想
・0°にする線と目盛りを読む線とを一つ一つ確認しながら、正しい読み取りができるような支援が大切だと思われた。
・線が短い場合、その線ののばし方も、映像で確かめたかった。
・目盛りを読む方向が違うのにも気づかせてもよい。このようなことについても、確認できるコンテンツあるいは授業での支援が大切だと思います。
授業に関するアンケ−ト調査結果(児童用)
授業に関するアンケ−ト調査結果(教師用)