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 カワゲラ(翅)目・バッタ(直翅)目・カマキリ(蟷螂)目
オナシカワゲラ属の一種
Nemoura sp.
幼虫は、川にすむ水生昆虫で、少しだけ日差しが温かく感じられるようになった、早春に成虫が見られます。「オナシ」とは、成虫の尾(尾毛)がごく短く、ないように見えることに由来します。
《2015年4月23日撮影》
 カワゲラ目オナシカワゲラ科
ヤマトヒメカワゲラ
Stavsolus japonicus
幼虫は、川にすんでいる水生昆虫で、成虫は、早春に見られます。夜間に街灯に誘われて飛んできて、そのまま壁に止まっているところを見ることがあります。
《2015年4月23日撮影》
 カワゲラ目アミメカワゲラ科
クルマバッタモドキ
Oedaleus infernalis
トノサマバッタよりもやや小さいものの、全長3cm以上になる大型のバッタです。クルマバッタと似ていますが、胸部背面にX型の模様があり、区別できます。教育センターでは、夏になると、駐車場脇の砂利の上でよく見かけます。
《2010年8月12日撮影》
バッタ目バッタ科
オンブバッタ
Atractomorpha lata
しばしば雄が雌の上に乗っている姿が見られるため、この名が付けられました。草原や田んぼの畦などで普通に見られ、キク科、シソ科などの葉を食べます。この写真の個体は、プランターに植えていたシソを食べていました。ショウリョウバッタと間違われることがありますが、全くの別種です。
《2015年8月11日撮影》
バッタ目オンブバッタ科
ヤブキリ
Tettigonia orientalis
キリギリスの仲間の大型種です。他の昆虫を捕えて食べるため、あごが強力で、咬まれるとけっこう痛い思いをします。教育センターの敷地内では、夏に時々見かけます。ちなみに、キリギリスという種は、岩手県では珍しく、山地の草原に生息しています。
《2012年8月21日撮影》
バッタ目キリギリス科
エンマコオロギ(幼虫)
Teleogryllus emma
市街地の公園や河川敷などで普通に見られる大型のコオロギです。教育センター周辺にもたくさん生息しています。立秋を過ぎた頃から、成虫の鳴き声が聞こえてくるようになります。この写真は、まだ幼虫で、はっきりした胸部の白い線が特徴的です。
《‎2014‎年‎7‎月‎21‎日撮影》
バッタ目コオロギ科
オオカマキリ
Tenodera aridifolia
岩手県内に生息するカマキリの仲間では、最に見られる種です。人が近づくとファイティングポーズポーズで身構えますが、あまり近づくと逃げてしまいます。
《2014‎年‎9‎月‎20‎日撮影》
 カマキリ目カマキリ科
コカマキリ
Statilia maculata
小型の地味な色合いのカマキリで、近年多く見られるようになってきました。夜に灯りに集まる昆虫を食べに来くため、照明をつけている部屋のガラス窓で見つけることがあります。
《2014‎年‎10‎月17‎日撮影》
 カマキリ目カマキリ科

 岩手県立総合教育センター理科教育担当 2022