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ヘビトンボ(広翅)目・アミメカゲロウ(脈翅)目
ヘビトンボ
Protohermes grandis
幼虫は、流れの速い川にすむ水生昆虫で「孫太郎虫」とも呼ばれます。珍しい昆虫ではありませんが、成虫を見かける機会は少ないかもしれません。ヘビトンボは、トンボとは全く違うグループで、ウスバカゲロウに近い仲間です。ちなみにウスバカゲロウは、アミメカゲロウ目に属し、カゲロウ目とは別のグループです。
《2012年6月26日撮影》
ヘビトンボ目ヘビトンボ科
オオツノトンボ
Protidricerus japonicus
「チョウのような触角でトンボのような変わった虫が居るんですが...」という質問があると、ほぼ間違いなくこれです。チョウでもトンボでもなく、ウスバカゲロウの仲間です。オオツノトンボは、岩手県内各地で見られ、教育センターでもたまに灯火に飛んでくることがあります。この写真は、標本を撮ったものなので、腹部がしぼんでしまっています。ちなみにチョウトンボというトンボが別に居て、花巻市内にも生息しています。
《標本:2011年7月29日採集》
アミメカゲロウ目ツノトンボ科
岩手県立総合教育センター理科教育担当 2022