チョウ(鱗翅)目 |
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キアゲハ
Papilio machaon |
山地から平地まで、最も良く見かけるアゲハチョウです。幼虫は、セリ科の植物を食べます。ニンジンやパセリを植えていると、産卵することがあります。
《2012年7月22日撮影》 |
チョウ目アゲハチョウ科 |
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ア ゲハ
Papilio xuthus |
ナミアゲハとも言い、普通に見られるアゲハチョウです。幼虫は、ミカン科の葉を食べますが、寒い岩手県では、自生するミカン科の植物は少なく、しばしばサンショウに発生します。
《2012年8月4日撮影》 |
チョウ目アゲハチョウ科 |
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クロアゲハ(幼虫)
Papilio protenor |
成虫は、アゲハとは全く違う色をしていますが、幼虫の姿は似ています。幼虫は、ミカン科の植物の葉を食べ、教育センター周辺の自生しているサンショウに発生していることがあります。この写真は、4齢幼虫で鳥の糞に擬態しています。もう一回脱皮すると5齢になると全身緑色に変わります。
《2014年7月3日撮影》 |
チョウ目アゲハチョウ科 |
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モンシロチョウ
Pieris rapae |
小学校の教材では、おなじみのチョウですが、教育センターの周辺では、あまり多くはありません。キャベツやブロッコリーなどの野菜を植えていると産卵に飛来することがあります。
《2012年10月20日撮影》 |
チョウ目シロチョウ科 |
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スジグロシロチョウ(幼虫)
Pieris melete |
幼虫も成虫もモンシロチョウとよく似ていますが、幼虫は、モンシロチョウよりも体の黒い点がはっきりしています。成虫は、翅脈が黒いことで区別することができます。教育センターの周辺では、モンシロチョウよりも多く見られます。
《2013年9月22日撮影》 |
チョウ目シロチョウ科 |
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モンキチョウ
Colias erate |
幼虫はマメ科の植物を食べます。市街地の公園や河原の草地などでごく普通に見られます。教育センターの周りでは、ムラサキツメクサに良く飛来します。
《2015年8月1日撮影》 |
チョウ目シロチョウ科 |
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アカシジミ
Japonica lutea |
幼虫はブナ科のコナラ、ミズナラなど、ドングリの木の葉を食べます。教育センターの裏山の雑木林には、コナラの木がけっこうありますので、そこで発生しているものと思われます。
《2013年7月5日撮影》 |
チョウ目シジミチョウ科 |
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ウラナミアカシジミ
Japonica saepestriata |
アカシジミと同じように、幼虫は、コナラやミズナラの葉を食べます。翅の表側を見ると一見アカシジミと似ていますが、翅の裏に黒いしま模様があることで区別できます。教育センター周辺では多くはありませんが、たまに飛んで来ることがあります。
《2014年7月1日撮影》 |
チョウ目シジミチョウ科 |
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トラフシジミ
Rapala arata |
成虫は、6~7月頃に見られます。翅の裏側の縞模様が特徴です。幼虫は、フジ、クズ、クサフジなどのマメ科、ユキノシタ科などの植物を食べます。教育センターには、希に飛んで来ることがあります。
《2015年6月29日撮影》 |
チョウ目シジミチョウ科 |
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スミナガシ
Dichorragia nesimachus |
スミナガシという変わった名前は、翅の模様が、水を張った容器に墨を落として模様を作る「墨流し」をイメージすることに由来します。この先人のネーミングのセンスには感心させられます。翅の色からは想像ができませんが、口は真っ赤な色をしています。
《2013年7月26日撮影》 |
チョウ目タテハチョウ科 |
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ルリタテハ
Kaniska canace |
濃紺の翅に瑠璃色の帯がよく目立ちます。成虫で越冬するので、まだ寒くて他の昆虫が見られない早春に、少し暖かくなると飛び始めます。森林周辺に生息し、幼虫はユリ科の植物を食べます。
《2013年8月11日撮影》 |
チョウ目タテハチョウ科 |
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ウラギンヒョウモン
Fabriciana adippe |
山麓や明るい草原で多く見られるヒョモンチョウの仲間で、しばしばアザミ類の花で吸蜜しています。幼虫の食草はスミレ類です。教育センター周辺では、他にミドリヒョウモン、ウラギンスジヒョモンなどのヒョウモンチョウが見られます。タテハチョウの仲間は、前脚が小さく退化しており、脚が4本しかないように見えます。
《2014年6月3日撮影》 |
チョウ目タテハチョウ科 |
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クロヒカゲ
Lethe diana
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幼虫はササ類を食べます。見た目も地味ですが、日陰を好む控えめな感じのチョウです。日陰を求めてなのか、教育センターの窓から建物の中に入って来ることがあります。
《2013年7月24日撮影》 |
チョウ目タテハチョウ科 |
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キバネセセリ
Bibasis aquilina
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雑木林の周辺や渓流沿いで見られるチョウですが、教育センターの建物の中に入って来ることがあります。幼虫は、ウコギ科のセンノキの葉を食べます。近縁種にセセリチョウとしては鮮やかな色のアオバセセリがいますが、教育センターで1度だけ見たことがあります。こちらは残念ながら写真を撮れていません。
《2014年7月1日撮影》 |
チョウ目セセリチョウ科 |
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オオチャバネセセリ
Polytremis pellucida pellucida
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成虫は、初夏と秋に2回出現しますが、秋の方が多いようです。教育センター周辺で比較的普通に見られます。幼虫は、ササ、タケ類やススキなどのイネ科植物を食べます。
《2014年7月2日撮影》 |
チョウ目セセリチョウ科 |
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イチモンジセセリ
Parnara guttata
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毎年夏から秋にかけて分布を北に広げてきます。岩手では夏以降に見られますが、越冬はできません。幼虫の食草は、イネ科植物です。上記のオオチャバネセセリと似ていますが、後翅裏の斑紋の並び方が異なります。
《2015年9月24日撮影》 |
チョウ目セセリチョウ科 |
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キマダラコウモリ
Endoclita sinensis |
前翅長が3~4cmの大きなガで、前翅に銀色の斑紋があります。枯れ葉に擬態していますが、その姿を少々不気味に感じる人もいるようです。幼虫は、キリ、カキなどの樹木の害虫となることがあります。
《2015年7月9日撮影》 |
チョウ目コウモリガ科 |
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クスサン
Caligula japonica japonica |
前翅長が6~7cmになる大型のガです。成虫は、夏の終わりに出現し、街灯の周りを大きな体で飛び回り、驚かされることがあります。幼虫は、クリ、コナラ、サクラなどの様々な樹木の葉を食べ、終齢幼虫になると体長8cmにもなります。
《2014年9月19日撮影》 |
チョウ目ヤママユガ科 |
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ヒメヤママユ
Saturnia jonasii jonasii |
秋も深まる頃にこのガが見られます。本種や、もう少し早い時期に見られる上記のクスサン、ヤママユなどヤママユガ科の仲間は、大型種が多く怖がられることもありますが、季節の変化を知らせてくれる昆虫です。
《2014年10月20日撮影》 |
チョウ目ヤママユガ科 |
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セスジスズメ(幼虫)
Theretra oldenlandiae |
年によって発生状況に波があるようですが、教育センターの敷地では毎年見かけます。独特の模様を気持ち悪いと見るか、興味深いと見るか分かれるところです。
《2010年8月9日撮影》 |
チョウ目スズメガ科 |
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マイマイガ
Lymantria dispar |
岩手県では、2008年頃各地で大発生し、連日ニュースに取り上げられました。2014年にも岩手県内で局所的な大発生が見られ、教育センターでも、7月に突如大発生し、数日で終息しました。その後、木や建物の壁には、多数の卵塊が残されました。
《2014年7月24日撮影》 |
チョウ目ドクガ科 |
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タマナギンウワバ(幼虫)
Autographa nigrisigna
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「タマナ」とはキャベツのことです。キャベツを植えていると発生することがあり、モンシロチョウの幼虫と間違われることがあります。モンシロチョウよりも体の毛が少なく、表面は滑らかに見え、シャクトリムシのように歩きます。
《2012年10月29日撮影》 |
チョウ目ヤガ科
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