ハエ(双翅)目 |
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オオケチョウバエ
Clogmia albipunctatus
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幼虫は水生で、水槽の水やトイレなど、ちょっとした水場があると発生します。チョウバエという名前は、チョウのような姿のハエという意味です。
《2009年7月23日撮影》 |
ハエ目チョウバエ科 |
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ヤマトヤブカ
Aedes japonicus |
岩手では、最も普通に見られるヤブカです。デング熱で話題になったヒトスジシマカと一見似ていますが、背中(胸部背面)の模様と脚の白い帯で区別できます。少量の水があれば、幼虫(ボウフラ)が育ちます。教育センターのベランダに放置していた水槽で大量に発生して、羽化した成虫に悩まされたことがあります。
《2013年9月4日撮影》 |
ハエ目カ科 |
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トワダオオカ
Toxorhynchites towadensis |
日本最大のカで、体長は1cm以上になります。ブナ原生林のような山奥の昆虫というイメージが強いのですが、何と、教育センター生物研修室の中を、しかも研修講座中に飛んでいました。大きさから一見ガガンボのようでしたが、飛び方はやはりカのものでした。吸血はしません。
《標本:2010年6月23日採集》 |
ハエ目カ科 |
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クロバネキノコバエ科の一種
Sciaridae gen. sp. |
教育センターでは、2014年に大発生しました。壁や窓など至る所にとまっていました。2mm程度の小さな昆虫で、刺さないのですが、たくさん発生するとさすがに不快です。種名を正確に同定することは難しいので、ここでは科名としています。
《2014年9月10日撮影》 |
ハエ目クロバネキノコバエ科 |
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キイロコウカアブ
Ptecticus aurifer |
黄色い体と緑色の眼が良く目立ちます。「コウカ」後架とは、便所を意味します。これは、近縁のコウカアブが便所に発生したことに由来します。本種は、堆肥や林床の腐植質などに発生します。
《2015年8月25日撮影》 |
ハエ目ミズアブ科 |
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ジョウザンナガハナアブ
Temnostoma jozankeanum |
黄色と黒の縞模様は、スズメバチに擬態しているものと思われます。珍しい種で、あまり見かけませんが、窓を開けていたら、部屋の中に飛び込んで来ました。
《2014年5月23日撮影》 |
ハエ目ハナアブ科 |
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シオヤアブ
Promachus yesonicus |
雄の腹端には、白い毛の束があり、塩のように見えるのでシオヤアブと言われるようです。ムシヒキアブの仲間で、他の昆虫を捕食します。飛んでいる虫も空中で捕まえる運動能力はには感心させられます。教育センターでは、夏になると駐車場の広い場所で盛んに飛び回っています。
《2012年7月20日撮影》 |
ハエ目ムシヒキアブ科 |