ハチ(膜翅)目 |
|
アオムシサムライコマユバチ
Cotesia glomerata |
アオムシコマユバチとも言う、モンシロチョウの幼虫に寄生するハチです。教材用に飼育しているモンシロチョウが、しばしば寄生されて、黄色い繭に取り囲まれてしまいます。よく観察していると、このハチに寄生する、更に小さなハチが出てくることもあります。
《2013年5月12日撮影》 |
ハチ目コマユバチ科
|
|
カブラハバチ幼虫
Athalia rosae |
幼虫はアブラナ科植物の葉を食べます。同じくアブラナ科植物を食べるモンシロチョウの幼虫と違い、全身真っ黒なのでよく目立ちます。教育センターでは、植えているダイコンにしばしば発生します。
《2014年10月10日撮影》 |
ハチ目ハバチ科 |
|
キアシナガバチ
Polistes rothneyi |
アシナガバチの中では大きい方です。この写真は、スズメガの幼虫を捕らえて肉団子にしているところです。このように作業に集中しているときは、カメラを近づけても逃げません。とは言っても、不用意に触ると刺されますので、十分に注意が必要です。
《2012年6月27日撮影》 |
ハチ目スズメバチ科 |
|
オオスズメバチ
Vespa mandarinia |
日本のハチの中で最大です。この写真の個体は、教育センター敷地内で採集した女王バチの標本で、体長4cm以上あります。働き蜂は、冬までに死んでしまいますが、女王は越冬し、春にまた新しい巣をつくります。女王蜂の攻撃性はあまり強くありませんが、夏から秋にかけて増える働き蜂は、たいへん危険です。但し、生態系の中で重要な役割を果たしていることも忘れてはなりません。
《標本:2014年7月31日採集》 |
ハチ目スズメバチ科 |
|
チャイロスズメバチ
Vespa dybowskii |
全身が茶色のスズメバチで、あまり多くありません。キイロスズメバチやモンスズメバチの営巣初期の巣に侵入して女王蜂を殺し、その巣の働き蜂たちに巣作り、子育てをさせる社会寄生という変わった習性があります。
《2015年6月23日撮影》 |
ハチ目スズメバチ科 |
|
クマバチ
Xylocopa appendiculata circumvolans |
花壇の花に良く飛んできます。黒くて大きな体と大きな羽音で怖がられることがあります、本当はおとなしいハチで、つかんだりしない限り刺すことはありません。縄張り意識が強く、クマバチが飛んでいるそばに小石を軽く投げて見ると、他の昆虫と間違えて追いかける行動をします。
《2014年8月26日撮影》 |
ハチ目ミツバチ科 |
|
バラハキリバチ
Megachile nipponica |
植物の葉、特にバラ科植物の葉を丸く切り取って巣の材料にすることから、この名前がつきました。巣は、壁や石垣の隙間などに作ります。刺激しなければ、おとなしいハチです。
《2014年9月20日撮影》 |
ハチ目ハキリバチ科 |