所報 No.55
岩手県立総合教育センターマーク

教員研修の充実をめざして
パワーアップは冬季公開講座で
大きく変わる岩手県教育研究発表会
センター近ごろ情報
身近な食品を用いた教材紹介
「教育研究岩手第93号」発刊

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研修部長 佐々木龍孝 「教員研修の充実をめざして」研修部長 佐々木龍孝

 現在、県の最重要課題である「学力向上」をはじめとする諸課題に対応するために、教師の指導力の一層の向上が求められています。そのため当センターでは、教員研修のさらなる充実をめざし、様々な取り組みを行っています。

 今年度、当センターでは、基本研修36講座、特別研修57講座、希望研修37講座の計130講座を実施しています。

 研修内容については、多様な教育課題に対応するとともに、研修内容についてのニーズ調査や研修後のアンケート分析を行いながら、研修者の満足度を高められるように努めています。特にも、研修者が主体的に研修できるよう、演習、実習、事例研究、グループ協議等を盛り込んだ「研修者参加型」の内容を積極的に取り入れています。

 また、同一研修者が複数回来所する継続型の研修を昨年度の4講座から8講座に拡充し、センター研修での成果が学校での実践に効果的に発揮できるように、担当者が電話やメール等を利用して継続的に支援しています。今年度から初任者研修の一部の内容についても継続型の方式を取り入れています。

 学力向上への対応講座の一つとして「小学校楽しい理科」を新規に開講しました。これは、センターでの研修のみならず、要請があれば、実験器具を持参して出向いて実施しています。今年度はすでに3地区からの要請に応えています。また、情報教育関係では、インターネット等を利用して、学校に居ながら研修できるeラーニングを取り入れている講座もあります。

 この他に、先生方の個別の課題に対応するため「随時研修」を実施しています。これは、都合の良いときに来所して研修することができるシステムです。また、中央講師による公開講演も年間複数回実施しており、有益な講演を当センターで聴講することができるため大変好評です。なお、当センターWebページでは講座の詳細な内容や研修講座関連資料及び学習指導案等の提供を行っています。

 当センターは、教員研修による先生方の力量向上をとおして、岩手の子どもたちの健やかな成長に寄与していきたいと思います。

実際に演習や実習をしながら学ぶ
参加型研修を推進
研修の様子[造形遊びの体験]
造形遊びを体験する
(小学校図画工作研修講座)
研修の様子[WISC-IIIの検査方法]
検査方法を実際に覚える
(WISC-III研修講座)
研修の様子[被服作品の製作]
被服作品を作って学ぶ
(小学校家庭研修講座)
研修の様子[教育相談のあり方]
KJ法的手法で
教育相談のあり方を考える
(高校教職経験者15年研修講座)

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