教育センターニュース
第55号
◆すべては光る◆
岩手県立総合教育センター
http://www1.iwate-ed.jp/
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岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校へ、教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けします。
2011.07.12 お問合せ:ml-maga@center.iwate-ed.jp

[目次]
■1 〔コラム〕 『安全と安心の確保』
■2 〔教材紹介〕★Gチャレンジ2011 7月1日公開★
■3 〔研究紹介〕特別支援教育の研究紹介
■4 〔担当紹介〕ふれあい電話相談の震災対応について
■5 〔担当紹介〕センターの閲覧室を利用してみませんか

[本文]

■1 『安全と安心の確保』

「先生方は、児童生徒の安全と安心の確保に全力で努めてください。」

 沿岸の学校に勤務していたとき、当時の市の教育長が、よく口にされた言葉です。呼応するように、登下校中の地震・津波に備えた避難訓練や、通学路の安全点検を行いました。宮城県沖地震が必ず来ると言われていたので、どの学校も真剣でした。

 ところで、当時、私は、語彙の響きから「安心と安全」と表現していましたが、今は、努めて「安全と安心」と、「安全」から書くようにしています。身の安全が保障されなければ、心の安心は保障されないという順序性に気づかされたためです。当然ですが、震災から時間が経過し、衣食住が落ち着くにつれ、心のケアがより重要になってきます。

 防災教育の目的が「安全の確保」であれば、心のケアは「安心の確保」です。地震や津波のように周期性を持った災害に立ち向かうためには、未来を担う子ども達への防災教育は欠かせません。今回の震災では、児童生徒のみならず職員も地域の方も心に深い傷を負いました。長期的な展望にたった心のケアが求められています。児童生徒の安全と安心の確保は、本県教育にとって不易の課題となったように思います。(利)


■2 ★Gチャレンジ2011 7月1日公開★

 「Gチャレンジ2011」は岩手県内の中学3年生英語・数学の学力向上のためのコンピュータ教材です。自動採点機能により瞬時に得点と度数分布、s-p表を表示しますので生徒に自分の力を確認させることができます。

 ☆Gチャレンジ2011の内容
    中学校3年生の学習進度に合わせた復習問題をGアップシートを中心に出題します。活用を意識した問題も出題します。回答の制限時間は40分で、時間になると自動で採点し得点を表示します。

 ☆Gチャレンジ2011の実施方法
   平成23年度年4回(7月、9月、11月、1月)の指定期間内に実施します。参加は任意ですが、学校単位での参加は、ネットを使って学習(コンピュータで学習)しますので、各学校のコンピュータ室からご利用ください。指定期間(7月号は7月1〜31日)以降は、個人が家庭からも参加もできるよういたします。

 ☆Gチャレンジ2011のメリット
   時間になると自動で採点し、すぐに得点の集計結果を表示します。生徒には → 得点、復習すべきGアップシートの番号、度数分布を表示し、自分の力を確認させることができます。先生には → 生徒の得点表、正誤一覧表、各問の正答率、s-p表を表示し指導が不十分な所を確認して補充指導のGアップシートの印刷ができます。

 各学校でどうぞご活用ください。


★いわてっこ Gアップシート・Gベース学習サイト
  http://www1.iwate-school.jp/common/


■3 特別支援教育の研究紹介

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◆タイトル
 特別支援教育
 支援方法策定ソフト「さんじゅうまる」へのご意見について(お願い)
◆説明
 昨年度、県内各小学校に配布した「さんじゅうまる」について、各校でご活用いただいていることに感謝申しあげます。
 本ソフトのバージョンアップのため、各校で実践されている支援方法等を当センター教育支援相談担当までお寄せください。
◆意見の内容
  ・「データベース」シート内、データベースの加除修正
  ・「さんじゅうまる」の各シートの構成あるいは様式等
  ・その他

◆意見提出の方法
 ・教育支援相談担当宛にE-mailにて行ってください。必要に応じて、各校で修正した「さんじゅうまる」を添付ファイルで送信してください。

★小学校通常の学級における特別な教育的支援を必要とする児童への支援の在り方に関する研究
  http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/h21kenkyu_syosien.html

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◆タイトル
 「個別の指導計画作成支援ソフト(中学校・高等学校版)」
 「すべての生徒が輝く指導・支援のすすめ(中学校・高等学校版)」
◆説明
 各校で行われている指導の延長線上に特別支援教育の視点を踏まえた指導・支援があります。特別支援教育研修資料(中学校・高等学校版)である「すべての生徒が輝く指導支援のすすめ」や「個別の指導計画作成支援ソフト」を当センターWebページに掲載しました。
 先生方一人一人の手元に置き、特別支援教育に関する基礎的知識の理解、個別の指導計画の作成等にご活用ください。また、校内研修会や学年会資料としても、ご活用いただくことも可能です。
 ご意見等がありましたら教育支援相談担当までお寄せください。

★中学校通常の学級及び高等学校における発達障がいのある生徒への適切な指導と必要な支援に関する研究
  http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/h22kenkyu_planning.html

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◆タイトル
 小・中学校特別支援学級「領域・教科を合わせた指導」実践ソフトよーい・どん!!
◆説明
 「特別支援学級の時間割は、どのように組み立てればよいのだろう?」、「生活単元学習って何だろう?」・・・
 このような悩みを抱えている特別支援学級を担当する先生はいませんか?特別支援学級を担当する先生方が、知的障がい教育や領域・教科を合わせた指導、特別支援学級の教育課程等を理解し、領域・教科を合わせた指導を行っていくためのソフトです。
 「領域・教科を合わせた指導」実践ソフトよーい・どん!!を作成しました。当センターWebページからダウンロードしていただき、知的障がいのある児童生徒への適切な指導と必要な支援にお役立てください。
 ご意見等がありましたら教育支援相談担当までお寄せください。

★小・中学校特別支援学級における領域・教科を合わせた指導
  http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/h22kenkyu_syotyu_sidou.html


■4 ふれあい電話相談の震災対応について

 毎週月曜日は、東日本大震災津波によるこころのサポートに係る相談に、臨床心理士がお話をお聞きします。小学生・中学生・高校生やその家族の方だけでなく、学校関係者や教育機関からの相談も受け付けています。どうぞご利用ください。

★いわて子どものこころのサポート
http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/h23_kokoro_s/kokosapo_top.html#denwa


■5 センターの閲覧室を利用してみませんか

 当センターでは、本県教育の充実発展を図るため、教育関係の情報及び資料を収集・整理し、学習指導等に活用できる情報提供を推進しています。

 教育関係の書籍・雑誌、県内外の教育研究資料等を重点的に収集・整理し、閲覧室に整備するとともに、「教育文献データベース」では、全文検索システムを用いて各学校及び教育関係機関に情報提供しています。

閲覧室に整備されている教育資料の一部をご紹介します。
  ・兵庫教育受け継がれる震災の教訓
   著者兵庫県立教育研究所2005.2.16
  ・私たちの防災被害を最小限にするために
   著者日本経済教育センター2006.4.3

 図書・文献は一人5冊まで、20日間借りることができます。センターにお いでの際に、ぜひご利用ください。(郵送での返却も可能です)

【H23.3.31現在の蔵書数】教育図書:16,334冊教育文献:59,905冊


★教育関係資料の収集・貸し出し(22年配架図書一覧)
  http://www1.iwate-ed.jp/e_data/tosyo/index.html

★教育文献データベース
  http://www.iwate-ed.jp/db/db3/


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