平成28年度 岩手県立総合教育センター長期研修生
研究発表資料集
 

 平成29年2月9日〜10日に開催した岩手県教育研究発表会で発表した研修指導主事や長期研修生の研究8主題を「平成28年度岩手県立総合教育センター教育研究第172号」として、掲載しています。各学校等でご活用ください。
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(概要版)
領域 研究主題及び概要
h28_1103 道徳
小学校における「考え、議論する」道徳授業の在り方に関する研究
−親切,思いやりを体系的に育む問題解決な学習,道徳的行為に関する体験的な学習を取り入れた指導方法の工夫−
発表資料
補助資料

花巻市立宮野目小学校 佐藤 朋広

研究の概要
 他者と共によりよく生きる基盤となる道徳性を養うため,親切,思いやりの道徳的価値の指導内容を低・中・高学年ごとに「気付く」「分かる」「生かす」の3つの観点で具体化し,体系的な指導を工夫するとともに,問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習を取り入れた学習指導過程例を作成した。
 それに沿って,2年生・4年生・6年生で授業実践を行い,アンケート及び児童の発言や振り返りの記述から,手立てや学習指導過程の有効性の検証をした結果,児童の親切,思いやりの理解に深まりが見られたことから,小学校における「考え,議論する」道徳科授業の1つの在り方を提示することができた。
キーワード
「気付く」,「分かる」 ,「生かす」 ,学習指導過程例  
h28_1104 道徳
中学校における「考え、議論する」道徳授業の在り方に関する研究
−道徳的価値について多面的・多角的に学ぶ問題解決的な学習を取り入れた授業づくりを通して−
発表資料
補助資料

滝沢市立滝沢第二中学校 恩田 弥生

研究の概要
 他者と共によりよく生きる基盤となる道徳性を養うため,道徳的価値について多面的・多角的に学ぶ問題解決的な学習を取り入れた授業における条件,基本となる学習指導過程を作成した。それに沿って,4つの授業実践を行い「多面的・多角的な考え方についての検証」「自分との関わりについての検証」をアンケート及び生徒の振り返り記述から行うことで,中学校における「考え,議論する」道徳科授業の在り方について明らかにした。
キーワード
授業における条件 ,基本となる学習指導過程  
h28_1302 情報教育
高等学校家庭科におけるICT機器を活用した学習指導に関する研究
発表資料
成果物

県立一関第一高等学校 水上 弓枝

研究の概要
 本県における高等学校家庭科でのICT機器の活用は,一斉学習での「教員から生徒への教材提示」,協働学習での「学習成果の発表での活用」にとどまりがちで,授業実践事例を示した資料も十分とはいえない。そこで,実践的・体験的な学習でのICT機器を活用した効果的な学習展開を考え,授業実践を通して生徒の変容を捉え,学習効果を高めるICT機器の活用方法を明らかにし,ICT機器の活用方法や活用上の留意点をまとめた学習展開例を作成した。
キーワード
学びのイノベーション,学習場面,教材提示,調査活動,話合いや発表,学習展開例  
h28_1705 特別支援教育
重度・重複障がいのある児童生徒の教育内容・指導方法の充実に関する研究
−「人とのつながり」に視点を当てたAT・ICT機器の活用による授業実践を通して−
発表資料
成果物

県立花巻清風支援学校 橋本 陽子

研究の概要
 体調管理が難しく,学習場面の制限が多い訪問学級や重複障がい学級で学ぶ児童生徒は,他者とつながりをもって学習することが難しい状況にある。本研究では,個と他者をつなぐリアルタイムな双方向型の学習や他者とつながる集団学習において,AT・ICT機器の活用に着目し,環境に応じた設定や「人とのつながり」に視点を当てた活用による授業の有効性を明らかにし,教育内容・指導方法の充実に役立てるためのICT活用授業実践資料を作成した。
キーワード
重度・重複障がい,人とのつながり,リアルタイム通信,ICT活用授業実践資料  
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