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■1〔お知らせ〕 『平成28年度(第60回)岩手県教育研究発表会について』
■2〔お知らせ〕 『「教育研究岩手」104号の紹介』
■3〔コ ラ ム〕 『平等と公平』 |
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■1〔お知らせ〕『平成28年度(第60回)岩手県教育研究発表会について』
期日:平成29年2月9日(木),10日(金)
会場:花巻温泉,岩手県立総合教育センター,岩手県立生涯学習推進センター
全体テーマ:「確かな学び,豊かな学びをつなぐ」
〜次期学習指導要領等を見据えた授業づくり〜
★特設Webページ
http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h28/index.html
いよいよ,岩手県教育研究発表会の開催が間近となりました。今回は,
「1全体会及び特設分科会の紹介」「2発表資料の公開」「3参会者数」
「4駐車場およびシャトルバスの運行」「5弁当引き換え手順」についてお知らせします。
1 全体会及び特設分科会の紹介
2/9(木)午前の全体会および特設分科会1「確かな学力(知)」は,
ホテル千秋閣「瑞雲の間」で開催します。会場にはテーブルがございません。
メモ等をお取りになる場合には,バインダー等のご準備をお願いします。
【全体会講演会】
全体会の最初は,京都大学高等教育研究開発推進センター教授の松下佳代先生に
「学びを深めるアクティブ・ラーニング」と題してご講演をいただきます。
松下先生には,アクティブ・ラーニングに関して学修者が他者と関わりながら
対象世界を深く学び,これまでの知識や経験と結びつけると同時にこれからの人生に
つなげていくような学習とはどうあるべきかについてお話しを頂戴し,これからの
社会を生き抜く子ども達を育成するにあたり,学習方法の方向性についてご示唆いただきます。
【パネルディスカッション「アクティブ・ラーニングの実際」】
アクティブ・ラーニングの実践として高等学校地歴・公民科「現代社会」授業の
ダイジェストビデオを視聴し,小学校,中学校,高等学校の各パネリストから授業
への感想や日頃の実践について意見を出し合い情報交流します。
さらに,京都大学松下佳代教授からご助言をいただき,本県におけるアクティブ・
ラーニングの実践と交流を深める場としていきます。
【特設分科会1(知)】
岩手県教育委員会では,「確かな学び,豊かな学びプロジェクト」の推進に当たり,
学校の組織的対応と諸調査等エビデンスの活用を柱に,取組を進めてきました。
本分科会は,その趣旨に沿った具体的な取組事例の共有と考え方の共通理解の機会と
位置付けました。前半の事例発表では,本年度の「先進実践校」である紫波町立長岡小学校と
宮古市立河南中学校,「各種調査等に基づいた学力向上に係る学校全体での組織的な取組」を
推進している県立水沢商業高等学校の実践を紹介します。
後半は,「調査結果から見える課題解決の方策」と題して,エビデンスを基にした校内の
取組について考える機会とします。
【特設分科会2(徳)】
道徳の教科化に向けて,これから道徳教育をどのように改善・充実を図っていけばよい
のでしょうか。本特設分科会では,文部科学省の方針等の説明,本県の研究指定校である
久慈市立長内中学校による実践発表を通して,これからの道徳教育の在り方,「特別の教科 道徳」
の趣旨を踏まえた授業改善の方策等について理解を深めていきたいと思います。
そして,今回の中教審教育課程部会の「考える道徳への転換に向けたワーキンググループ」
の委員である武蔵野大学貝塚茂樹教授をお迎えして,「考え,議論する」道徳の授業とはどう
あればよいのか,具体的な指導内容や指導方法,評価等についてご講演をいただきます。
【特設分科会3(体)】
本分科会では,学力や豊かな心の支えとなる「健やかな体」に焦点をあて,児童生徒の望ましい
生活習慣・運動習慣の定着の意義と,児童生徒の行動変容を促す指導の在り方について,
理解を深める機会とします。
講師に早稲田大学人間科学学術院竹中晃二教授をお迎えし,児童・生徒の健康行動に関する
行動変容について専門的見地から解説いただくとともに,本県の課題である肥満予防に係る
ご指導をいただきます。
2 発表資料の公開について
今回の発表会では,合計88本の教育研究及び教育実践の発表が予定されています。
2月1日(水)から以下の Webページにて,教育センター所員,長期研修生の発表資料を
公開します。参会予定の皆様におかれましては,事前にご覧いただければと思います。
★総合教育センター 教育研究発表会 発表資料の公開Webページ
http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/siryou/index.html
(平成29年2月1日(水)公開予定)
3 参会者数(1/19現在)
事前申込のあった研究発表会の参会者数は1,416名です。県内からだけでなく県外からも多くの
方々にご参加いただけることとなりました。各分科会での熱い意見交換を期待しています。
【2/9(木)午前】
全体会(開会行事・講演会・パネルディスカッション)705名
【2/9(木)午後】
特設分科会1(知)280名,特設分科会2(徳)185名,特設分科会3(体)85名
幼児教育/幼小接続 85名,教員の人材育成 100名
【2/10(金)午前】
国語 134名,算数/数学 139名,理科 74名,図画工作/美術 32名
特別支援教育 105名,情報教育 48名,道徳 84名,キャリア教育 41名
外国語活動/外国語 80名,いきる・かかわる・そなえる 102名
【2/10(金)午後】
国語 78名,算数/数学 164名,社会/地理歴史・公民 67名
理科 59名,特別支援教育 112名,図画工作/美術 29名,音楽 19名
外国語活動/外国語 99名,家庭/技術・家庭 33名,
総合的な学習の時間/小規模・複式指導 60名,体育/保健体育 53名
教育相談 68名,いきる・かかわる・そなえる 60名
4 駐車場およびシャトルバスの運行について
2月9日(木)に花巻温泉会場に参加される方で,勤務地が下記の市町村の方々には駐車場を
「岩手県立総合教育センター駐車場」に指定していますので,再度ご確認ください。
(花巻温泉駐車場には,「駐車表示」のない車両は駐車できません。「駐車表示」は
該当の学校にメールで送信済みです。)
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盛岡市,紫波町,矢巾町,滝沢市,花巻市,遠野市,北上市,西和賀町,
奥州市,金ケ崎町,平泉町
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※10日(金)は駐車場の指定はありません。
5 弁当引き換え手順について
・岩手教育情報交流ネットから弁当を申し込まれた方には,「弁当引換書」が岩手教育情報交流ネットから電子メールで自動返信されます。
・「弁当引換書」が届かない場合は,何らかの理由により,弁当の申込が完了していませんので,必ず,事務局(0198-27-2833菅原)に問い合わせてください。
・「弁当引換書」は,印刷して発表会当日,必ずお持ちください。
・弁当は,昼食時間に発表会会場で「弁当引換書」に現金を添えて受け取ってください。
・発表会関係者の方の弁当について,全体会及び特設分科会関係者,来賓,招待者の方は,現金を受付で頂戴し,
弁当は控室に準備いたします。コーディネーター,シンポジスト,講師,発表者,助言者の方は,FAXで送付される「弁当引換書」をお持ちいただき,昼食時間に発表会会場で「弁当引換書」に現金を添えて受け取ってください。
6 その他
当日,会場周辺は大変混雑が予想されます。車を利用される方はお早めにご来場願います。皆様には事情をご賢察の上,
同じ学校の先生方同士,乗り合わせてのご来場にご協力ください。
なお,花巻温泉駐車場が満車になった場合,総合教育センター駐車場への移動をお願いする場合もありますのでご了承ください。
その際には,総合教育センターと花巻温泉間の無料シャトルバスをご利用ください。(乗車時間約10分)
★シャトルバス運行時刻表
http://www1.iwate-ed.jp/kenkyu/happyoukai/h28/contents/h28_bustimetables.pdf
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■2〔お知らせ〕『「教育研究岩手」104号の紹介』
「教育研究岩手」第104号の発行に向けて,現在編集作業を進めております。
今年度は特集テーマを「確かな学び,豊かな学びをつなぐ〜次期学習指導要領等を
見据えた授業づくり〜」とし,論説は京都大学高等教育研究開発推進センターの溝上
慎一教授より寄稿していただきました。主な執筆者及びテーマは下記の通りです。
なお,県内各学校等の教育機関への発送は2月初旬を予定しておりますので,ぜひご一読ください。
◎教育随想「いわてのアスリートとして」
富士通陸上競技部 高橋 英輝 氏
◎特 集「確かな学び,豊かな学びをつなぐ
〜次期学習指導要領等を見据えた授業づくり〜」
〇論 説「新しい学習指導要領におけるアクティブ・ラーニングの
視点の施策的意図と意義」
京都大学高等教育研究開発推進センター 教授 溝上 慎一 氏
〇解 説
【「アクティブ・ラーニング」の視点から】
・高大接続改革とアクティブラーニングが提起された本当の理由
岩手県立岩泉高等学校 校長 茂庭 隆彦
【「いわての復興教育」の視点から】
・復興教育は「カリキュラム・マネジメント」
〜『いわての復興教育』の学び直しと『自校の復興教育』の再編成〜
八幡平市立西根第一中学校 校長 松葉 覚
【「インクルーシブ教育」の視点から】
・インクルーシブ教育時代の授業づくりに迫る
岩手県立盛岡みたけ支援学校 校長 遠藤 寿明
【「道徳の教科化」の視点から】
・本校における「道徳の教科化」への取り組み
〜価値ある体験活動を生かした授業づくり〜
盛岡市立杜陵小学校 校長 村中 ゆり子
〇提 言「南部美人の挑戦 − 岩手の誇りを世界へ!−」
株式会社南部美人 五代目蔵元 代表取締役社長 久慈 浩介 氏
〇実践事例「小学校高学年における英語教育の教科化の視点からの実践事例」
紫波町立赤石小学校 教諭 阿部 寿勲
「中学校外国語における指導の充実
〜小・中・高の連携を活かした実践〜」
紫波町立紫波第一中学校 教諭 澤田 直美
◎平成27年度第59回岩手県教育研究発表会記録
◎研究・実践交流
◎センターからの発信
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■3〔コラム〕『平等と公平』
ユニバーサルデザインの授業,〇〇学校スタンダードといった実践が多く取り組まれるようになりした。
一方,それらのことが,理解の遅い児童生徒にレベルを合わせること,形をそろえることと誤解されている面も
あるようです。そこで,「平等」について考えました。例えば,漢字学習において,「手本を見ながら5回ずつ
ノートに書くこと」を全員が同じように取り組むことが「平等」と考える先生がいます。また,ある先生は,
「5回書いて覚える子ども」,「漢字を分解し色分けし,覚え方を考える子ども」,「漢字はもう覚えたから
熟語を考えて書く子ども」と学び方は違っても全員が漢字を覚えられるようにすることが「平等」と考えます。
どうでしょう。全員が同じ事をすることよりも全員ができることを目指すことが教育ではないでしょうか。
後者の例は「公平」の考え方だと思います。すべての児童生徒が力を発揮できる状況をつくる「公平な教育」
を目指していきたいと思います。
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教育センターニュース 第105号/発行元 岩手県立総合教育センター |