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このメールマガジンは、岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校などへ教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けするために発行しています。 | |||||||||
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[目次] |
■1〔お知らせ〕閲覧室だより ■2〔コ ラ ム〕子供たちはICT活用大歓迎 |
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■1〔お知らせ〕閲覧室だより 教育センターは閲覧室に、教育関係の図書や資料を約69,000冊、教育文献を約76,000冊所蔵しています。毎年、各担当室で購入図書を選定し、その時のニーズに合った図書を購入しています。ここでは、昨年度購入した図書の中から2冊を紹介します。 ○『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治 新潮社 様々なメディアで取り上げられ話題となった本です。非行少年の中には、認知機能が弱く、ケーキを等分に切ることができない境界領域知能の子どもが大勢いるという事実から、その子どもにどんな支援が必要なのかを考えていくという内容です。境界領域知能の子どもの支援について考えるきっかけになるのではないでしょうか。 ○『メタ認知で〈学ぶ力〉を高める 認知心理学が解き明かす効果的学習法』 三宮真智子 北大路書房 メタ認知とは何か、学習と教育にどのように活かせるかを学ぶことができる本です。それぞれのトピックと知見が読み切り形式になっているので、気になる部分だけ読むこともできます。児童生徒への指導についてはもちろん、日々の業務にも活かせる内容が詰まっています。 この他にも専門的な図書が多数あります。購入した図書については、センターHPの企画担当>教育情報の提供>教育関係図書・資料のページに年度ごとの一覧を載せていますので、ご覧ください。 閲覧室はどなたでも利用可能で、貸出も行っています。また、教科書センターも兼ねているので、現在使われている教科書や過去の教科書、学習指導要領も所蔵しています。開館日時や、貸出方法は以下の通りですので、研修でいらした時などに立ち寄ってみてください。 ○開館日時 月~金曜日 8:30~17:00 (閉館日 土日・祝日 図書・資料の整理日 ただし、事前にご連絡いただければ、どようび相談等で来所した際の貸出・返却も可能です) ○貸出・返却方法 来所による貸出・返却の際は、企画担当室員の確認を取ってください。 返却は郵送も可です。ただし、郵送料金は自己負担となります。 ○冊数・期間 1回につき5冊まで 20日以内 |
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■2〔コ ラ ム〕子供たちはICT活用大歓迎 「『ICT』って、『いつも ちょっと トラブル』の略ですよ」笑いながら同僚が教えてくれました。確かに私が使用するときにも、必ずと言っていいほど何らかのトラブルが生じるのです。なぜトラブルが起きるのか、原因究明に至らないままタイムアウトとなり、ICT活用に対するモヤモヤ感のみが残ってしまいます。しかし、GIGAスクール構想の前倒しにより、1人1台端末による授業が令和3年度から本格化します。モヤモヤ感を抱えた自分にどこからか、「無駄な抵抗はやめなさい」という声が聞こえてきます。 こんな私が、身に付けなければならない力は何なのでしょうか。それは、ズバリ「ICT活用指導力」です。「ICT活用指導力」とは、「教材研究や授業準備や評価や校務に活用したり、授業中にICTを活用して指導したり、児童生徒のICT活用を指導したり、情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力」のことです。私も能力を身に付けるため、若い同僚に聞きます。専門誌を読みます。実践を繰り返します。使いこなせる自分を目指して、「今 ちょっと トライ」している今日この頃です。 2か月前、プログラミングの授業をしました。子供たちの目の輝きはすごかったです。「えー、すごい」「これ、どうするの?」「もっと、やってみたい」「ねえねえ、教えて!」主体的で対話的な学びがあちらこちらから沸き起こり、こちらも興奮しながら授業しました。子供たちはICT活用大歓迎なのだと実感しました。 子供たちにとって、少子高齢化・人口減少や情報技術の急速な進歩によって大きく変わろうとしている社会の状況は、当たり前の日常になりつつあります。「社会が変わっているのだから、学校教育も変わらなければならない」 東北大学大学院情報科学研究科 堀田龍也教授の言葉です。 誰のためのICT活用なのか頭の隅であたためながら、気持ちも新たに迎えた2021年でした。 |
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教育センターニュース メールマガジン 発行元 岩手県立総合教育センター |