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このメールマガジンは、岩手県内の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校などへ教育センターの研修・支援・研究に関する情報を迅速にお届けするために発行しています。 | |||||||||
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■1〔お知らせ〕令和3年度(第65回)岩手県教育研究発表会のお知らせ ■2〔 コラム 〕変化 |
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■1〔お知らせ〕令和3年度(第65回)岩手県教育研究発表会のお知らせ 1 全体テーマ 『新しい時代を拓く子どもたちの主体的な学びの充実を図るカリキュラム・マネジメント~主体的・対話的で深い学びからの学習評価~』 2 期日及び実施形態 ●令和4年2月9日(水) 全体会(オンライン・ライブ型) ●令和4年2月14日(月)~28日(月) 分科会(オンライン・オンデマンド型) ※令和4年2月10日(木) 学びの改革プロジェクト研究発表(集合型:総合教育センター) 〈実施形態について〉 今回はオンライン(ライブ型・オンデマンド型)を基本として実施します。学びの改革プロジェクト研究発表のみ集合とします。 3 日程や申込みについて 日程や参加申込み等の詳細は、令和3年12月上旬に当センターHPに掲載します。 総合教育センターHP・・・http://www1.iwate-ed.jp/index.html ******************************** ◇テーマについて 令和元年度から3年間の教育研究発表会のメインテーマを「新しい時代を拓く子どもたちの主体的な学びの充実を図るカリキュラム・マネジメント」と設定し、カリキュラム・マネジメントについて理解を深め、本県が学校教育において目指す姿を共有する機会にしたいと考えました。 本テーマの初年度であった令和元年度は、サブテーマを「教科等横断的な視点に立って育む資質・能力」とし、学習指導要領等で求められる教科等横断的な視点から、カリキュラム・マネジメントについて理解を深めることができました。 2年目の令和2年度のサブテーマは、教育課程の編成に当たって学校段階等間の接続を図ることが学習指導要領に示されていることから、「学校段階等間の接続の視点に立って育む資質・能力」とし、学校段階等間の視点からカリキュラム・マネジメントについて理解を深めることができました。 3年目の令和3年度は、「主体的・対話的で深い学びからの学習評価」をサブテーマとして開催いたします。全体会では、カリキュラム・マネジメント、学習評価に精通し、幅広い校種に関わって指導・助言をしていらっしゃる早稲田大学教職大学院の田中博之教授に御講演をいただきます。3年目の最終年に、全体テーマを振り返り、岩手の子どもたちが、変化の激しいこれからの時代に求められる資質・能力を身に付けていくことができるよう、多くの気づきを得られる機会にしてまいりたいと存じます。 ******************************** ******************************** ◇内容 1 全体会[2月9日(水)午前 ライブ型] 講演 「新しい時代を拓く子どもたちの主体的な学びの充実を図るカリキュラム・マネジメント ~主体的・対話的で深い学びからの学習評価~」 講師 早稲田大学教職大学院 教授 田中 博之 氏 2 特設分科会(4分科会)[2月14日(月)~2月28日(月)オンデマンド型] ア 特設分科会1 学力向上 イ 特設分科会2 校種間におけるカリキュラム・マネジメント ウ 特設分科会3 コミュニティ・スクール エ 特設分科会4 幼児教育・幼小接続 3 分科会(13分科会)[2月14日(月)~2月28日(月)オンデマンド型] 01「国語」 02「社会/地理歴史・公民」 03「算数/数学」 04「理科」 05「音楽」 06「図画工作/美術」 07「情報教育/家庭/技術・家庭/商業」 08「体育/保健体育」 09「外国語活動/外国語」 10「幼児教育」 11「教育相談」 12「特別支援教育」 13「センターICT研究」 14「道徳教育」 ※設置する分科会は、変更になることがあります。 4 学びの改革プロジェクト研究発表[2月10日(木)集合型:総合教育センター] ******************************** |
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■2〔 コラム 〕変化 「ことば」は変化します。地域によって変わる「方言」。意外に思われるかもしれませんが、「特にも」(=「特に」+「も」)ということば遣いは岩手の方言だそうです。一方で、長い年月をかけて変化したことばもあります。「学ぶ」は「まねする」というようなことばが変化したものだと言われています。また、新たなことばが生まれたり、消えたりします。最近では、「三密」という単語が生まれました。コロナとともに消えるかもしれませんが。 筆者が最近気になっている単語として、「動画」があります。約30年前に発行された「新明解国語辞典第四版(平成元年発行)」で「動画」を引いてみると、「動画」=「アニメ」とありました。「アニメ」を引いてみると「動きに少しずつ変化を与えた手がきの絵や人形などを一こま一こま撮影して作った映画」とあります。そして最新の「新明解国語辞典第八版(令和3年1月発行)」で「動画」を引いてみると「(アニメーションやコンピューターを通して見ることができる)動きのある画像」とあります。現代では、コンピューターで見ることができるものが「動画」なのです。すなわち、作り方で定義していたものが、時代とともに使い方(視聴の手段)で定義されるように変化した、と筆者は解釈しました。 変化の例として「ことば」を取り上げましたが、足下に目を向けてみると、学校で行われている授業と、その手法に変化が求められています。これは、変化するのを待つのではなく、私たちが変えていかなければなりません。文部科学省からはGIGAスクール構想の実現に向け、ICTを活用した授業、その中で「動画」を用いた学習も提案されています。 ここで思いました。ICTを活用することで、地域間の教育格差を解消できる可能性もあります。一方で、ICTの活用は、手段です。目的ではありません。そして、授業の手法は変化したとしても、変化しない方がよいものがきっとあるはずです。教育の目的や、私たちが子どもたちと育んでいくべきものの中に、大切に守らなければならないものもあると思っています。変化する、変化しない、皆さんにとっての「変化しない方がよいもの」は何ですか? |
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